シャニマスと放クラと有栖川夏葉に、終わらない夢と青春を──C96新刊『敷居の部屋の旋回-swing-』[8/11(日)三日目 け-04a]寄稿しました

夏といえば……そう、コミケの季節よ!
そろそろ夏本番と言った暑さですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。ハバネロでございます。

……ということで、サークル敷居亭6年ぶりの新刊『敷居の部屋の旋回 -swing-』シャニマス記事を寄稿させていただいております。

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・スペース:2019年8月11日(C96 三日目) け-04a サークル敷居亭
・B6サイズ118ページ / 横書き文章同人誌
・頒布価格:500円(会場限定価格、通販は700円の予定)

ゲストにTwitter/ニコニコのデータクラスタの重鎮・ありらいおんさんをお迎えした対談記事に始まり、珍しくサークル主の敷居さんが自分で書いたオープンワールドゲーの話、ニコマスクラスタにもおなじみ内科部長赤ペンPによる寄稿等々、豪華執筆陣が揃っております。目印はくらふとさんによるキュートな春香さんの表紙です!
そんな豪華メンバーが集結した同人誌のなぜか大トリになぜか、私ハバネロPが鎮座しております!
……どうして(電話猫)

そもそも今回の同人誌、サークル敷居亭のスポンサーでありダーク♂天気の子こと激寒ダジャレおじさんでもあるたいとくさんが「久しぶりに本出してえ」と言い始めたことに端を発しています。いつもどおりそこに巻き込まれるレスター伯パイセンを横目に、私は「なんか告知動画とかいるなら作りますケド~」という適当なノリで作業を見守っていました。

そんなある日のこと。discordの会議室でこんなやりとりが。

敷居さん「表紙春香さんなのにアイマスの記事ないの?」
たいとくさん「そういえば無いな」
ぼく「シャニマスの話なら書けますが……現在進行系で殺されまくってるので……」
パイセン「じゃあ頼む。好き勝手に書いていいぞ。締切は一週間後ね!」
……よし、楽しく話せたな!(白目)(突然増えるタスク)(やれんのか私)

そんな感じで緊急参戦と相成った今回の記事ですが、超!超!本気モードを発動した結果無事に締切をクリア。
タイトルは「放課後クライマックスガールズに終わらざる青春を託して」
簡単に言うと、シャニマスはいいぞ!放課後クライマックスガールズはいいぞ!有栖川夏葉はいいぞ!」ということを延々語り尽くした記事というかエッセイというか、そんな感じの文章です。私が日々、エモを散らかしながら「夏葉しゅき……放クラしゅき……」ってツイッターで垂れ流していることを、なんとか文章として成形したものだと思ってもらえれば良いと思います。
この告知や私のツイッターをご覧の方はお分かりのように、ネットスラングや小ネタをそこここにまぶしているので、そのへんの注釈(という名の性癖吐露と感情ブッパ)も充実した一本になりました。「私のオタクとしての性癖とエモのツボはだいたいこんなんだよ!」というのがたいへんわかりやすい。
出来れば今、シャニマスを楽しみまくっている人たち、特に放クラ担当Pの方々に読んでいただけたらな、なんて思っています。
サークル自体は評論島ですが、日程としてはアイマスと同日なので、アイマス関係の本買い終わったら息抜きがてら足を伸ばしていただけたらうれしいです!!!


その他、今回の本の告知はこちらに。
敷居亭、復活! C96新刊『敷居の部屋の旋回-swing-』 - 敷居の部屋
サークル主・敷居さんの告知。対談記事の冒頭が試し読み出来ます。
【8/11(日)3日目 け-04a】「敷居の部屋の旋回 〜 swing 〜」に寄稿したり編集のお手伝いをしたり - 最終防衛ライン3
今回の本最大の功労者lastlineさんの告知。各記事の概略をざっと書いてくれてます。
おっさんたちのエモい生き様に花束を ーサークル敷居亭新刊『敷居の部屋の旋回〜Swing〜』(コミケ3日目 け-04a)ー - レスター伯の限界
編集担当レスター伯パイセンの告知。今回の本のコンセプトについてアツく語ってくれました


……さて、ここからはちょっとだけ個人的なお話を。
サークル敷居亭で最後に同人誌を出した2013年は、私にとってアイマス/ニコマスに対する興味が極限まで減少しており、Pとしての日々が終わるか否か……いつなんどきフェードアウトするかわからないから、せめて終活としてこの本と、そして『ニコマスとP』にその記録を残しておこう……というそんな時期でした。
実際はそこでアイマスとの関わりは途絶えることなく、アイマス劇場版を経てミリオンライブに出会い、Pとしての第二の春を謳歌することになりました。
新しい仲間が増えて、大きな合作やイベントにも何度も関わらせていただいて、動画投稿者として永遠の目標だった「個人作で五桁再生四桁マイリス」を達成し……。
反面、リアルではここに全部書けないくらい、色々なことがありました。正直もう死んだほうが楽だと思ったこともありました。そんな日々の中でゾンビみたいになりながら、それでもアイマスに触れているときは救われたし、楽しかったのです。
昨年のちょうど今頃、メンタルをぶっ壊して会社を休職からの退職コンボを決め「これからどうすんねん……」という不安を横に置きながら、羽ばたき始めてまだそんなに間もないシャニマスと、放課後クライマックスガールズと、有栖川夏葉に向かい合う日々の中で、私の心を占めていたのは不思議な感慨でした。
アイドルと一対一で向き合いプロデュースしながらトップを目指すという懐かしいゲーム性、個性豊かなキャラクターが繰り広げる賑やかな日常とそこから生まれる関係性とエモ、そしてプロデューサーとアイドルとして互いの夢を託し合えるパートナー。
「……ああ、なんだ。私が探してきたもの、大好きだったものは全部ここにあるじゃないか」
そうはっきりと思うようになったのはいつのタイミングだったかはもう定かではないのですが、私はシャニマスと放クラと夏葉に救われて今ここに立てているんだなあ、ということは自信を持って言えるような気がします。
けっきょくのところ、私はこの10年余り、アイマスに救われながらなんとかこうやって生きてきました。

話が二転三転して申し訳ないのですが、ちょうどこの本の出来上がるタイミングで新海誠監督の『天気の子』を鑑賞しました。「これはなんて私向きの作品なんだろう!新海誠やるじゃん!!『君の名は。』の五百倍(当社比)面白い!!!」(何様やねん)と思いつつ劇場を後にしながら、なんとなく帆高くんの言葉とに、今の自分を重ねてしまいました。
世間一般から見て「狂ったこと」だとしても、自分の好きなモノのために殉じることが出来るなら、それは存分に「素晴らしいこと」なのだと。
不安や後悔はずっとついて回るとしても、己の選択を最終的に肯定できるなら「大丈夫」なのだと。

……なんだかよくわからなくなってきましたが、きっとこれからも私は「大丈夫、楽しいよ!」って言いながらアイマスとの日々を過ごしていくのだろうと思います。
今回の原稿、タイトルに「終わらざる青春」と入れたのは、そういう意味を込めたつもりです。
アイドルマスターはこの度めでたく14周年を迎えました。
気づけば私がアイドルマスターに出会って12年、ちょうど干支が一周するだけの時間が経ちました。
でもまだ、終わる気も辞める気も離れる気も、お互い無いでしょう?だったらまだまだ、遊ぼうぜ!
そんな私の「感情」に共感してもらえる方は、ぜひ今回の本を手にとっていただければ、と思います。
そして、それをきっかけにまた、皆さんの中にある「感情」をなんらかの形でアウトプットしてもらえたら、これに勝る幸せはありません。

それでは、今回の本の原稿で、最後に引用しようかどうしようか迷って結局しなかった、こちらもめでたく今年で15周年を迎えたあるバンドの曲の一節をご紹介して終わりたいと思います。

『それでもまだちっぽけな夢を見てる
目立たない路地裏で超新星アクシデントみたいなこと
何気ない歌で何気ない記念日をお祝いしたら
ああ 気ままに行こうじゃない
きっと何も変わらないけど 多分continued』
――プログラムcontinued / UNISON SQUARE GARDEN