2015年上半期ニコマス20選

一年の半分が終わりましたね。ハバネロです。
なんか月日のすぎるのが年々早くなってていろいろ感じる部分もあったりなかったりですが、半期終わったということは20選の季節ということで、今期も20個動画を選ばせてもらいました。
上半期はアイマスにとってはやはりアニメ版シンデレラガールズが大きなトピックであり、それに関連した作品も多く作られました。一方アゥソニをはじめ、ニコマスでもさまざまなイベントが開催され、今回の僕の20選もそのへんの影響が色濃く出た感じになりました。
投稿日順に並んでおります。それではどうぞ。

基本レギュレーション
・対象は2015年上半期(1月1日~6月30日)に公開されたニコマス動画
・自身のセレクトを20作品以内でブログもしくはマイリストにて公開
・1Pにつき1作品(合作・別名義については別カウント)
・選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でもオッケー)

01.【手描きMAD】crossingdays【シンデレラガールズ】/KISKEさん(投稿者名)

というわけでのっけからシンデレラの手描き動画を。ちょうどアニメの序盤が放送されている頃の作品であり、ニュージェネトリオを軸に、これからのアニメの展開に期待を持たせるような内容を独特の温かなタッチで描いたものになっております。夏からいよいよ後半戦がスタートしますし、改めて見返すとまた違ったものに見えるかもしれませんね。

02.無題/すろうP

続けてもシンデレラガールズより。アニメの中盤、本田未央をとりまく一連の展開にフォーカスした作品です。
6話・7話の展開については放送当時さまざまな反響がありました。中にはなかなかえげつないことを平気で言うような内容もあり、同じ本田の名を頂く同志(?)として未央を応援していた僕にはそれなりにきついものがありました。そんな状況を救ってくれたのはこの動画だったように思います。どこかやさしく囁くように歌う声と、それに合わせて未央の心境をそっとすくい上げるような映像編集が、心に沁みわたりました。

03.工藤忍へ【手描きMAD】/わだしP

シンデレラガールズのゲームに登場するアイドル、工藤忍をメインにした手描き作品。
シンデレラガールズはアニメが一気に話題を集めたんですが、そこでメインを張ってない子にもそれぞれのドラマがあるわけで、そういうものを「あえてアニメやってるこの時期に見せてやろう」というプロデューサーの矜持みたいなものを感じました。そういう部分を抜きにしても、動画のなかで忍がひたむきに頑張ってる姿にすごく惹かれます。それに曲と絵のテイストがめちゃくちゃあってるんですよ。the pillowsの『Funny Bunny』とか持って来てこんな暖かさと情熱を込めた絵を合わせられたら、僕が選ばないわけないだろうってやつです。

04.透明なプロローグ -Piano Arrange-/真昼さん(投稿者名)

タイトル通り、百合子の持ち歌『透明なプロローグ』のピアノアレンジ。音を重ねながらも軽やかに駆けていくピアノのメロディーがホント素敵でたまらない一品です。作者である真昼さんには「ニコマスとP」の方でインタビューをさせてもらいまして、「その時に『透明なプロローグ』はいつか作りたい」とおっしゃってたのを僕は百合子Pとして死ぬほど心待ちにしていたんですが、“いつか”がこんなに早く来たのはとても嬉しかったというお話でした。

05.RANKO SWEET THING/じゅっP・DAT3P

アニメとOFAの素材を織り交ぜて描かれる神崎蘭子のPVです。蘭子ってほんと最高に絵になるキャラクターで、キュートさを保ったまま、こういうクールでファンタジック、かつ頽廃的な雰囲気を表現できるんですよね。アイドルの持つ強みを最大限に引き出す、というのは実に“プロデューサーの仕事”という感じですね。また、じゅっPの「楽しい動画を作る能力」とDAT3Pの「シックでクールなカラーリング」が上手くマッチしてて、それぞれの強みを活かしきった合作になってると思います。

06.ラムネ色 興奮/竹塔さん(投稿者名)

タイトルで負けた。

07.【手描き】シアター達が五月病マリオを演奏してみた!/らぽっぷさん(投稿者名)

かわいい。そして作中のキャラの行動がほんと彼女たちらしさに溢れていて素晴らしい。
あと誰か麗花さんを止めろwww

08.【ゲッサンミリオンライブ】ロケットライド【MAD】/うみのみるくP

この半期僕にとっての最大の爆弾みたいな作品。
ゲッサンで連載中のミリオンライブのコミカライズがめちゃくちゃ面白くてですね。その魅力を十二分に引き出して、なおかつ動画としても非常に楽しく完成度の高いものに仕上がっていてですね。
「最高かよ!」って思いながらも、「畜生悔しいなあ!」って思う自分がいました。
公開当時それ以上の言葉は出てこなかったし、今も出てこないです。

09.アイドルマスター 高垣楓「酔いかぜ」(人力ボカロ)/メカP

明 日 有 給 く だ さ い
ちょっとは選評らしいことを書いておくと、メカPの作風と高垣楓というキャラクターの相性って抜群にいいんだな、ってことを思い知りました。なぜって、二人とも「ある程度ハチャメチャやってもあの人だから仕方ない」って許容されてしまう部分がすごくあること。楓さんならこういうの歌いかねないしメカPならこういうの作るわ!みたいな。

10.アイドルマスター READY!! STEADY!! GO!!!!/Pボウイ

765もシンデレラもミリオンもDSも、アイドルという意味ではみんな同じで、同じように日々を戦って輝く舞台を目指しているんだ、という当たり前の事実をこんなにもカッコよく、熱をもって描き出せる。
それは本当にすごいことだと思うわけです。そういう情熱を衒いなく動画に込められるのがPボニキの強さだし、僕がこの動画大好きな理由だと思います。あとやっぱり単純に世代的にこの曲は来るものがあるよねっていうね。

11.calc/サトウくんP

今期のサトウくんP枠。この作品が公開されたアゥソニのミリオン枠で僕はご一緒させていただいたんですが、「僕の中の田中琴葉の行きつく一つの道」であると出演者コメントでおっしゃってて、そういうものをアゥソニにぶつけてくれたことがまず嬉しくて。あと、この曲すごく好きっていうのもあるし、「悩める少女」「生真面目」ってイメージのある琴葉が、どこか吹っ切った感じで疾走感のある曲に乗せて、最後に「笑顔でいられました!」って言うのもホントたまんなくてですね。いちイベントスタッフとしてよりも、いちファンとしてアゥソニにサトウさん来てくれてよかったしこの動画見れてよかったなっていう感じです。

12.【北沢志保】瞳の中のシリウス -crescendo-/オレンジパーカーP

続いてもアゥソニのミリオン枠から。
この動画に間接的に関わっといてなんですが、その辺全部ふっ飛ばして「いやあえらいもん作ってくれたなぁ」という感想に落ち着くような気がします。
前半からしっとり聞かせる真昼さんのピアノアレンジでタメにタメて、サビで一気に物理報酬をぶっぱなすっていうほんとえげつないくらいよく出来た構成だししおりさんのイラストも素晴らしいし、全体のストーリーもいいし……。言葉を尽くしても蛇足にしかならないと思うので見てない人はホント見て欲しい。ミリオンライブのアイドルたちはこれだけの物語を内包できるまでになったんだぞ!って実感してもらいたいと思います。

13.アイドルマスター 「名前のない鳥」/まれいさん(投稿者名)

伊織誕生祭からはこちら。
まず冒頭の鳥籠演出で「おっ!」てなるし、曲の持ってる静けさとシックさを十二分に映像化してみせる画面作りも、サビでの盛り上げも素晴らしいのひとこと。
再生数今の三倍はあっていい。もっと見て欲しい。

14.【iM@S WAVE SONIC】ぼくなりのおとぎ話【アイドルマスター】/音P

アゥソニで一番のお気に入り上げろって言われたらこれなんですよね。
選曲が僕の好みにどんぴしゃだし、ていうかこの曲がこんなにムビマスの持ってるテーマ性と噛みあうとはちょっと思っても見なかったので、うれしい発見でした。
「どうせならみんな連れてくよ」「ぼくらヒトリでは紡げない物語だ」って歌詞、ほんとにあの時の春香さんに恐ろしいくらいハマってると思います。

15.【iM@S WAVE SONIC】Last Day ED/アゥP

「俺達の大好きなニコマスは終わらない」
けっきょくのところ、四日間費やして僕らが伝えたかったことはこれなんだよなあって。

16.【デレマス】ほら、ごらん××××【安部菜々】/よしさん(投稿者名)

安部菜々さんってホントに不思議なアイドルだと思うんです。ネタキャラの側面は否めないし、そういう扱いされてるのを笑って見られるんだけど、そうでもありながら、背負ってるものを思うと素直に応援したくなる面もあって。
そういう多面性がどうしようもなく人間らしいし、アイマスらしいなあって思う動画です。

17.アイドルってそんなものね/しぶん期P

申し訳ないんだけどまずP名二度見しちゃったよね……w
それで内容がここまで泣かせに来るとか誰が予想したろうか。泣いて笑って、人間なんてそんなものね、なんて歌詞があるんだけど、そういう人間臭いキャラクターの姿を描くってことをアニメでやってのけているシンデレラガールズは凄いなと思うわけで、そうした面をド直球で切り取りにかかっているこの動画もまた素晴らしいのです。

18.【アイマスMAD】 1/6の夢旅人2002/シーバスP

水どうとアイマスって、どことなく似てる気がするんですよね。
最初は小さな企画としてスタートして、年月を経て広く愛されるようになったところ。大泉洋と春香さんという、メインを張ってる人の妙な魅力と愛嬌。そしてディレクターというかプロデューサーというかエライ人というか、うれしーとガミPのキャラの濃さまで……w
そんな妄言はさておいても、これまで辿ってきた道のりとこれからまだ続いていく道のりを歌うこの曲が、10周年を迎えたアイマスに、なんだか妙にハマるんですよねぇ。

19.【MAD】枠の外に広がる世界【ミリオンライブ】/黒崎P

ミリオンライブの真髄ここにあり。
ミリオンライブというコンテンツは、どうしたって知名度では本家765ASの先輩方とはまだまだ差があるし、キャラクターのインパクトや勢いという点ではシンデレラガールズに一歩を譲らざるをえないわけで。
ただ、二年と少しでイベントやガシャで積み重ねてきた内容の幅広さと濃さ、という点においてはたぶんアイマス界隈見渡してもそうとうなものなんじゃないでしょうか。
ソシャゲというコンテンツの中で色んな衣装を来て、色んな企画にチャレンジして、成長していく姿を見ていける……そんなミリオンライブの魅力が詰まってると思います。

20.【MAD】765Yeah!/藤和P

もうとにかく最高に気持ちいい。
音に合わせたシーンチョイスや切り替えやモーションが最高にはまってて素晴らしいです。
そして、未だ色褪せぬアニマスの強さってやつを思い知ることが出来る一本でもあると思います。

サムネ一選. 【im@s×野村克也】 ノムさんがアイドルの名前当てをするようです/井川KP

安心のお前じゃなかったらどうしようかと