MS合作振り返りとかHearty!!の解説とか


というわけでMS合作「ミリオンライブ!5th st@ge Brand New St@rs!」無事に予定通り公開できました。
何がすごかったかって今回は前日に全部のパートが揃っていたし準備がほぼほぼ終わっていたということだよ!!!!
……と、そんな裏事情はさておき。

当ブログをご覧の皆様、MS合作、お楽しみいただけておりますでしょうか。
なに、まだ見てないって?それはぜひ見てほしい。一時間を僕らにいただければ、あなたの一日がちょっとだけ素晴らしいものになると思います。

今回は合同誌とメドレー合作を並行するという類のない企画で、僕は合作の方の副主催という立ち位置で関わっておりました。
主なお仕事は主催と様々な相談ごとをしたり、主催が連絡取れない人への伝令係です。
というか今回は本当にリアルの状態がいろいろアレで、自分の担当パートすら締め切りをブッちぎって公開日の四日前に仕上がる始末。
副主催としてのお仕事がきちんと果たせていたか、というのはたいへんに不安です。
その分をきっちりカバーしていただいた黒崎P・光線P・R2Pの運営スタッフ各位にまずはありがとうと言いたいです。
また参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。みんなの最高な動画やイラストのおかげで、僕はいつも笑顔になります。
そして視聴者の皆様、あなたたちの感想やコメントが、僕たちの力になります。最高の時間をめいっぱい楽しんでください。

また、合同誌の方も少しだけお手伝いしました。各アイドルの紹介文を一部担当しております。
様々な事情により僕がどの子を担当していたかは明かせないのですが、最初にサンプルとして作った文章が、5分で考えたにしてはテンプレとしてきっちり整ってて即採用となったことは少しだけ自慢です。
ちょうど合作動画の作業が佳境に入ったところで主催から合同誌の献本が届いて、大変励みになりました。本当にリアルがきつくて死にそうだったので。

そんな状況の中で、たぶん副主催として一番いい働きをしたのは各人の希望を調整して担当パート決める所ではないでしょうか。
ミリオン合作では毎回、アンケートを取って希望調査をし、それを基にして割り振りを決めていくのですが、今回は打ち上げ生放送でも少し話したとおり、その偏りが半端ない状態でした。
参加者に頭を下げて希望調査になかったアイドルを担当していただく、というのは我々としては申し訳無さでいっぱいになるので、できるだけ避けたい所。
今回は僕とミンガムくん(山椒魚さんといったほうが良いのか?)の閃きにより奇跡的にきれいに割り振れました。副主催としての僕が一番輝いていたのはこのときだったのではないかと思います。
その結果がどうなったかは、すでに合作本編を御覧頂いた皆様はご存知ですよね?我ながらいいオーダーが組めたんじゃないでしょうか。
すごいでしょ、最高でしょ、天才でしょ!


■担当パート解説

さて、私は担当パートの希望調査に以下のような回答を提出しました。

第一希望 地球儀にない国(百合子)
第二希望 空に手が届く場所 (麗花)
第三希望 Hearty!! (恵美)
第四希望 ロケットスター (翼)
第五希望 ローリング△さんかく (桃子

このうち、第一希望については「主催と副主催で殴り合ってどっちがやるか決めようか」と冗談で言い合っていたのですが、ごまPが百合子で希望を出しているのを見て「ごまPに任せよう」という意見の一致を見たのでたいへん平和的に殴り合いを回避することに成功。ごまP is GOD。
そのうえで「麗花さんはノマニキに任せたほうがええやろ」という戦術的判断と、恵美を希望してたのが僕一人だったという現実的事情により、僕の担当パートは第三希望に上げた恵美の『Hearty!!』と相成りました。

もともと『Hearty!!』はMSシリーズでもかなりお気に入りの曲で、また僕の作風にもしっくり来る曲調だったので作りやすそうだな、という印象でした。
加えて多分僕に求められているのは「いつもどおり」なのだろうという判断の元、コンセプトを固めていきます。

まず今回はチャレンジとして「英語部分以外の歌詞字幕を使わない」という縛りを設けました。
しかしそうなった場合、画面をもたせるのに何か別のテキストが必要になってきます。それをゲーム中のセリフだけで賄うのは大変だと思い、別の手を考えました。
その助けになってくれたのは、今回もやはり「歌詞」だったのです。
「小さな失敗なんて誰だってヒトツやフタツ」「今日だって一瞬なんだよ 味わってヒトツ残らず」というAメロの歌詞を見たとき、ふと「失敗は成功のもと」「光陰矢の如し」ということわざが連想されました。
ただそれをそのまま使うのは、ポップな楽曲のイメージと合いません。
その時ハバネロの頭に電流走る――。
「そうだ、英語にしちゃえばオシャレじゃん!」(短絡的思考)
僕は高校時代久保帯人師匠の『BLEACH』を愛読していたため、英語のフレーズをシンプルにズバッと置いたらカッコよくなるだろう、という謎の盲信を持っています。
それに加えて、僕が敬愛してやまないTotoriさんが、MADの中で偉人の格言や古今東西の名作の一説を印象的に引用しているのを真似てみたくなった、というのもあり。

そんな感じで今回は英語の諺や偉人の格言、歌詞などから曲とカードの内容にあったものを集め、使用しました。
そのリストは以下の通り。
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・Life has its ups and downs.
「人生山あり谷あり」

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・Failure makes Success.
「失敗は成功のもと」

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・Time flies, Everything goes.
「光陰矢の如し」

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・The best color is the one looks that good on you.
「最良の色はあなたに一番似合う色」
(シャネル創業者ココ・シャネルの言葉から)

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・Some say love,it is a flower.
「ある人は、愛は花だという」
アメリカの歌手ベット・ミドラーの楽曲「Rose」から)

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・Whenever you smile,you feel happy.
「笑う門には福来る」

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・Keep your eyes on the stars, and your feet on the ground.
「目を星に向け、足を地につけよ」
アメリカ26代大統領セオドア・ルーズベルトの言葉から)

いつも歌詞を引用するときと同様、フォントはすべて同一のものとし、今回は「Aharoni」を使っています。
その他、ゲーム中のセリフはすべてヒラギノ角ゴ」で統一。また、セリフ以外の日本語テキストは一切使わないようにしています。
ちょくちょく私の動画についていた「いつもただ歌詞出してるだけ」というコメントに対して自分なりの回答をしてみたつもりです。
あとは色使いや画面づくりなど、だいたいいつもどおりですかね?感想をたどっていると僕の担当パートはめちゃくちゃわかりやすかったみたいです……w ナデクロさん速攻で気づいてたっぽいし、阿羅他さんたちが声を揃えて「ここハバネロさんや」って言ってたと聴いたときは不覚にも草が生えました。

あとコメントで早々とDASH島が見抜かれていて笑いました。


動画全体のテーマとしては「友達思いで楽しいことが大好きな所恵美らしさ」を表現するということに主眼を置きました。
前回のソロ曲「フローズン・ワード」がかっこいい系だったのに対して、「Hearty!!」はナチュラルな所恵美っぽさというかJKっぽさというか、そういうものが主成分の曲。
それならば、仲間やプロデューサーと一緒に、アイドルとしての日々を全力で楽しんでいる、そんな所恵美を見せていくのが正解だと考えました。
僕は特に恵美担当P、というわけではないのですが、彼女のポジティブで誰に対してもフラットで、かつ誰よりも仲間思いな在り方というのはすごく魅力的だと思っています。
お察しの通り、僕は高校時代に恵美みたいな子と全然接点はなかったのですが、たぶん隣の席に恵美がいたら学校生活がもっと楽しいものになっていたんじゃないかな、とか。
また一方、765プロライブ劇場とニコマス、アイドルと動画製作者という場所や立場の違いはあれど、自分が今いる場所で得た友人関係に強い愛着を持っていることについては、強いシンパシーを覚えたりもしています。
そういえば合作に関わるようになったのも「副主催やってほしい」と主催に頼まれたからだったな、ちょっと行き詰まったときに「なんとかなるってー、とりあえずやってみよ」って言うのが僕の役割になってるな……などなど、今までのミリオンライブ絡みの企画との関わりを考えたら、僕と恵美って意外と似ているところもあるんかもなーと思えて来たりして。

そんな感じで、僕自身の対極にありながらも理解の範疇にある所恵美という女の子のことを、一生懸命考えたつもりです。
その結果が、今回の動画とあのクソみたいに長いEDコメントに籠もっています。
そうした所恵美感については、このSSにもたいへん影響を受けました。製作期間中にこんなん食らったらあかんて。
www.pixiv.net
クラスメイト所恵美概念は凶器。隣の席でシャンプーとか制汗剤の匂いで鼻孔をくすぐられたいし真夏の透けブラをこっそり拝みたいし、宿題とか見せたお礼にライブチケットをもらって劇場公演を観に行って恋に落ちたい。
……なんかアレな方向に脱線しましたが、そんな所恵美の魅力を表現できていたら良いですし、願わくば恵美担当のプロデューサーさんに「よかった」と言ってもらえたら、これ以上の喜びはありません。



次の合作はどうなるのかまだ分かんないですけど、少なくともグリー版のサービス開始六周年にはまた投稿祭やりたい、と主催が言っているので、次はそこが目標になると思います。
今回はいろいろすごい人と並べられて、まだまだ自分には向上の余地があるなと思ったので、藤井ゆきよさんの言葉じゃないですけど、「最高は更新するもの」ですから、まだまだ頑張っていきたいです。
最高を更新する……つまり、伸びしろですねぇ!!!
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本田らしいオチがついたところで、また次の動画とかでお会いしましょう。
次は流星群合作だ!デッドラインまで10日切ってるのに進捗0%!やべぇな……w