2019年落ちてよかった沼振り返り

2019年もあと少しで終わろうとしてる。皆様お元気でしょうか。
私は部屋を掃除したり進捗との戦いをジリジリ行ったり、突然公式から供給された推しカプに狂ったりしています。
年内にシャニマス投稿祭のOPが出来上がるかどうか、地味に今夜からの頑張りにかかっています。
……が、とりあえずその前に2019年をまとめておきたいと思ってキーボードを叩いている次第。

今年は気づいたら月刊ぐらいのローテでなにがしかの沼に落ちるという壮絶な日々を贈っていたのですが、その中でも特にやばかったものを振り返っておきたいと思います。

MCUマーベル・シネマティック・ユニバース

GWに合わせて「アベンジャーズ/エンドゲーム」が公開。
めちゃくちゃ盛り上がっているのを横目に、「すげー盛り上がってて気になるけど私アイアンマン1~3とアベンジャーズスパイダーマン・ホームカミングとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーしか見てないんだよなぁ」と言ったところ、「ここで見れるよ!」と送られてきたディズニーデラックスのURL。
そして目の前には10連休の広大な自由時間。
「いい機会だ、見よう!」
復習も兼ねて最初の「アイアンマン」から公開順に一日数本ペースで見ていく。たちまち魅せられる私。トニーの不遜な英雄ぶり、キャップの高潔さ、そしてソーの筋肉……中でもお気に入りは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」である。笑って泣けて最高すぎるんだが?
そして満を持してGW最終日、意気揚々と映画館に向かった私。
三時間の後、号泣しながら劇場から出てくる私。いや泣くだろあんなん。なんだよあれ。
ちなみにフェーズ3完結作となった「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」も見に行った。もともとトビー・マグワイアのやってたライミ版スパイディが好きだったのだけど、アイアンマンとのつながりが強調されたMCUスパイディも好きだ。ツェッペリンツェッペリンではないのだが)が流れた瞬間に泣いた。大人の事情に翻弄されがちだけど、ピーターは負けずにまっすぐ大きくなってね……

アベンジャーズ/エンドゲーム(吹替版)

アベンジャーズ/エンドゲーム(吹替版)

  • 発売日: 2019/09/04
  • メディア: Prime Video


■PENGUIN RESERCH

ミリオンライブにも多くの曲提供をしている堀江晶太氏のいるバンド。存在そのものは前から知っていた。
6月、たまたま大学時代の友人がこっちに帰ってきており、「なんばでライブあるんだけど暇なら行かん?」との誘い。
とりあえず行ってみた。
めっちゃアツかった。MCでちょっと泣かされた。「世界最後の日に」「嘘まみれの街で」「WILD BLUE」がめちゃくちゃ刺さった。
気づいたらライブの物販でCD三枚ぐらい買ってた。

8月に出た新しいアルバムも買った。「ゴールド・フィラメント」と「青い灯台」がめっちゃよかった。
10月に神戸で開催されたANIMAX MUSIXでも彼らの歌を聞くことが出来、今回は「WILD BLUE」と「決闘」で全力のコールを打ち込めた。最高だった。来年も関西に来ることがあったら絶対に見に行きたい。

それでも闘う者達へ (通常盤) (特典なし)

それでも闘う者達へ (通常盤) (特典なし)


雨宮天さん(TrySail

たぶん今年最大の沼。
ミリオンライブでほぼ毎年目にしているし、もはや押しも押されぬ売れっ子声優の位置だし、ソロ活動もユニット活動も積極的にやっていることは勿論知っていた。
全てが転変したのはたった一日の出来事だった。
ある日、杏奈Pでナンス推しでトラセの識者であるしょうひらさんに「神戸でTrySailのライブあるんだけど行かない?」と誘われた。
当時そこまで気が向かなかったので「私以外に行きたい人がいるならそっち優先でいいよ」という気のない返事を最初は返したのだが、結局行くことに。
そこで目にしたのは「強い」楽曲の数々と、何よりミリオンライブで見せるクールなパフォーマンスとは違った躍動感あるステージを見せる雨宮天さんの姿。
終演後とりあえず物販で最新のアルバムを買い、しょうひらさんから色々とレクチャーを受ける。
「トラセ初めてだけど天ちゃんが良かった」と一言Twitterにつぶやいたら、CYANGEさんからなぜかDMで飛んでくるお写真の山(しまいにはGoogleドライブで送られてきた)。
中森明菜みたいで「VIPER」がめちゃくちゃカッコよかった!」と言ったら「こういう曲ばっかりやるイベントありますよ!」と送られてくるリサイタルの情報。そして三才駅さんから飛んできた「リサイタルのチケット余ってますよ」との一言。

かくて趨勢はここに決した。
その日の帰りにTrySailと天ちゃんの既存のアルバムを全部ツタヤで借りてしばらく聴き倒した。
「VIPER」も抜かり無く買ってMVのカッコよさに死んだ。
大阪で行われた「音楽で奏でるリサイタル」をど真ん中前から10番目くらいの良席で拝んで死んだ(死に過ぎでは?)
ワンマンライブをやるとの報にTrySailのファンクラブに入り見事両日のチケットを掴んだ。
Kindleでセールしてたから「雨宮天の有頂天・纏」を買った
誕生日に写真集「10looks」とライブの円盤を入れた欲しい物リストを公開したらフォロワーから贈られてきた。
先日発売されたオールハワイロケによる写真集「High Tension!」もバッチリ予約して買った。
そしていよいよ来月には幕張でワンマンライブが控えている。

……改めて書くと落ち方が急激すぎて自分でもちょっと引くなコレ……
なんというか冷静になってみるとたしかに声もビジュアルもめちゃくちゃ好みであり、むしろなんでいままでハマってなかった?という感が強い。たぶん来年も色々あると思うのでこのペースで死ぬと思います。

雨宮天写真集 High Tension!

雨宮天写真集 High Tension!


鬼滅の刃

アニメがめちゃくちゃ好評らしい、ということだけは聞き及んでいた。
それと時を同じくして、竹をくわえた女の子のイラストがちょこちょことTwitterで流れてくるようになり、「なんであの子は鍵善良房の竹羊羹をくわえているの?」と呟いたら送られてきたアマゾンプライムのURL(この辺りでだいぶパターン化してきた)。
とりあえず一話から見始める。
いきなり悲劇が起こってCV櫻井孝宏がキレる。でもこの櫻井孝宏厳しいこと言ってるけど内心めっちゃ同情してない???
岩をちょん切って免許皆伝、最終試練に行けば腕がたくさん生えた子安が元号変わってるのにビビる(この辺り現実ともシンクロしてて超笑った)。バトルシーンが超かっこいい。
この辺りで原作をKindleで買って読み始めた。ページをスクロールする手が止まらない。
善逸、めちゃくちゃ好きなタイプのキャラ。師匠のセリフで泣く。
そんでもってしのぶさん。CV早見沙織の優しそうだけど棘のあるお姉さん。最高か?アニメの放映に追いついてからはしのぶさんが出るたびに狂っていた。
そして煉獄さん。煉獄さんである。無限列車編はアホみたいに泣いた。高潔で豪快で強くてかっこいい。
甘露寺さんもほわほわしてるのに強いお姉さんでめっちゃ好き。煉獄さんと甘露寺さんがかつては師弟の間柄だったと聞いてクソほど納得した。
最終回で無限列車編が劇場版になると聞いて拍手喝采した。
単行本派なので本誌追ってる人が毎週死んでるの見てすげー怖い。
あと無惨様がネット民のおもちゃにされすぎててちょっと笑う。
……たぶん遠からずお話が畳まれるのだと思うけれど、これからも楽しみ。とりあえず紅白でLISAが出るところは見ます。

鬼滅の刃 コミック 1-18巻セット

鬼滅の刃 コミック 1-18巻セット


十二国記シリーズ

ことし18年ぶりの新作刊行ということで、書店でもTwitterでも話題に。
「有名なシリーズだけどそういえば読んだことないや」とTwitterで言ったら、フォロワーたちから押す声が多々届く(やっぱりパターン化してるじゃねえか)。
じゃあとりあえず一巻だけと思って「月の影 影の海」を購入。
……めっちゃ面白いがな。
中華っぽい世界をベースにした、馴染みがあるようでまったく我々の世界とは異なる世界観。
王と麒麟の関係性を軸に、「王とはなにか、理想の国とはなにか」をシビアに突きつけるテーマ性。
そして個性豊かなキャラクターたち。
10月に手を出して、気づいたら2ヶ月ほどでシリーズ全巻を読破。
お気に入りは主人公・珠晶のキャラクターがとても魅力的な「図南の翼」、王になった陽子をメインに、慶国の内乱を経て三人の少女がそれぞれの在り方を見つめ直す「風の万里 黎明の空」あたりだろうか。
王を選ぶ麒麟の視点から描かれる「風の海 迷宮の岸」なんかも、担当アイドルを選ぶPとしての視点に重なる部分もあり大変面白く読めた。お気に入りキャラは前述の珠晶と、優しいけど現実主義者でモフモフな半獣・楽俊、破天荒な延王・尚隆あたり。

作中でたびたび「王とは希望の象徴である」ことが語られるけど、オタクにとって面白い作品の存在こそが希望の象徴だな、ということを改めて思い知った読書体験だった。

図南の翼 (となんのつばさ) 十二国記 6 (新潮文庫)

図南の翼 (となんのつばさ) 十二国記 6 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/09/28
  • メディア: 文庫


■久川颯(miroir)

シンデレラガールズに実装された新しいアイドル。
そして、私の6人目の担当アイドル。

……正直実装当時のことはあまり記憶にない。
1月にPaletteのイベントを終えてから、しばらくシンデレラガールズとは疎遠になっていたため。
そしてその前のVelvet Roseに対する風当たりがめちゃくちゃ強くて、よくない流れを引きずったまま色々な毀誉褒貶がぶつかり合う状況のデレ界隈に辟易していたため、おそらく当時の私が意図的に見ないようにしていた可能性もある。
その後は時折流れてくる情報から、「双子の片割れの凪というやつが面白キャラらしい」という程度の認識だけはあった。
ともあれ、実装から半年も経って秋も深まった11月。
響子ちゃんが出るデレ7thライブ京セラドーム公演への参加が決まった私は、とりあえずデレステで聞ける曲は触れておこうと未プレイで積もっていた過去の楽曲を掘っていた。
そこで出会ってしまったのである。「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」という曲に。
ポップなメロディラインに押韻の技巧を凝らした歌詞。あっという間に虜になった。
とりあえずiTunesで楽曲を買った。
ちょうどスカウトチケット販売の時期にかぶっていたため、いつぞやの無料10連で凪のSSRが手元に居たので颯をお迎えした。
SSR衣装で「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」を踊らせる。カワイイ(ブロリー
可愛さのあまり「この二人にPと接するときだけは私も可愛いお姉さんになりたい」とか言い出す。だいぶ限界。
O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!のイベントコミュも見る。
そこには何者でもなかった女の子が、己の可能性を信じてアイドルになっていく過程が描かれていた。この時点でもうダメ。

当初は凪のエキセントリックなキャラクターが強いな、と思っていた。
が、二人を色んな曲で踊らせるうちに、どうも私の目が行くのは颯の方だ、ということに気づく。何故。

答 え は 得 た
だいたいうちの担当アイドルはキラキラワクワクに不敵さをにじませる眼差しをするのだけれど、なるほどこの子も同類だったか、という納得。
そんでもってモバマスの方のクリスマスのテキストで完全にやられ、かくて担当アイドルがひとり増えることになった。
ちなみに颯役の長江里加さんが登板する7th幕張初日アンコール上映のLVチケットも既に入手済み。
まさか自分が1ブランドに複数担当アイドルを持つとは思いもしなかったけど、いつだって現実は想像を凌駕するのだな……

O-Ku-Ri-Mo-No Sunday! (M@STER VERSION)

O-Ku-Ri-Mo-No Sunday! (M@STER VERSION)

  • 発売日: 2019/04/16
  • メディア: MP3 ダウンロード



というわけで今年の沼振り返りでした。
この他、引き続きミリシタもシャニマスFGOもだいぶやってるし、みっくのことも相変わらず追いかけているので今年はお財布がめちゃくちゃ大変なことになってしまった。
来年はもう少し平和に過ごしたいのだが、はてさてどうなることやら。

お前まだスカイウォーカーの夜明けてないの???あるいは「選択と継承」の物語としてのスター・ウォーズ

のっけからクソみたいな煽りタイトルで本当に申し訳ない。
さて、ついにスター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』が全銀河で封切りになった。
今頃タトゥイーンの映画館ではチケット売り場に長蛇の列が出来ているだろうし、クリンゴンでもワールドプレミアが行われレッドカーペットをウォーフ将軍が歩き、惑星シマーバラではカーニバルもついでに開かれていたりすると思う。私はそう信じる。

おそらくこれから沢山の感想が電子の海を駆け巡るだろう。賛否も様々あるだろう。だが、私は初日に見て完全にやられた人間としてここに賛歌を書き散らしておきたいと思う。

前作『最後のジェダイ』があまりにも悪い方向に観客の期待を裏切りまくる構成だったため、正直私はぜんっぜん期待していなかった。
正直今日の夕方まで親しい友人の葬式に行く気分だった。
1999年の夏、祖父に連れられて見に行った『ファントム・メナス』から始まったスター・ウォーズとの付き合いも、20年の時を経て遂に切れる時が来るのではないかと思っていたし、なんならキレるだけなら前作の時にキレてた。
あの時は怒りのあまり我を失ってたしもう完全にダークサイドだった。ライトセーバーは真っ赤に染まってたし鼻息だけでコーホーコーホー言ってた。
きっと、今回もEP3で溶岩流に落ちたあと救助されてマスクつけられたときのアナキンみたいにキレ散らかす羽目になるのだろうと思っていた。
だが、それらはすべて良い方向に裏切られた。
『スカイウォーカーの夜明け』、最高だと思った。
『最後のジェダイ』で発生した、エスポワール号に乗り込み大金を手にしなければ返せないようなとんでもない負債──ほんとあの無意味に出てくるデル・トロとかフィンを寝取るブサイクとか、なによりしょうもない内輪もめで壊滅するレジスタンスとか──そういったもののマイナスをきっちり生産して尚お釣りが来る……それだけの価値ある一本に、『スカイウォーカーの夜明け』はなったと思うのだ。
そして私はライトサイドに帰還した。皇帝と一緒に『最後のジェダイ』を見たときの怒りの感情も全て、宇宙に投げ捨てた。

先だって地上波で流れた『最後のジェダイ』にブチ切れているそこの貴方。
そういう人こそ『スカイウォーカーの夜明け』を体験して欲しい。ここに公式サイトのURL貼っとくからお近くの劇場を探してとっとと夜明けて来たら良いと思う。
starwars.disney.co.jp


まあ、合う合わないはあると思うので損はさせない、とまでは言えないけど(弱気)


さて、ここからはネタバレを多分に含むので見てない人(たぶん記事書いてるタイミング的に大多数がそうだろ、と思うのだが)はバック推奨。
もう「俺はスカイウォーカーの夜明けたぜ!!」(何だそのミーム?!)って人は続きを読めばいいと思う。
あえてネタバレ踏んでから見るかどうか判断したい、というひとはお母さんもう知らないから好きにしなさい!!!














■「選ばれしもの」から「選びしもの」へ

いやもうこれに尽きるのである!!!!!!!
というかもうこの話がしたくてコレ書いてるので、たぶんこの話しかしないのでごめんな……

のっけから全力でネタバレするけど(そういう記事だ許して)、今作でレイの出自が明かされる。
なんと皇帝パルパティーンの孫娘だったのである!!!
正直最初は「は??????」ってなった。
「だってお前前作で家族に捨てられた何の変哲もない可愛そうな孤児みたいなこと言われてたやん????」と思わずツッコミもした。
ただ同時に「あーーーーーだからカイロ・レンくんは熱心にレイのことダークサイドに勧誘してたのね!!ただの童貞のクソデカ感情じゃなかったのね!!」という納得もあった。


あともう一人唐突に出自が明かされる人が居まーーーす!!
それは前作でただのダメロンさんになってしまったポー・ダメロン。
彼はレジスタンスに入る前は辺境の惑星でスパイスの運び屋をしていたのである。うん、なんかどっかで聞いた経歴だね。

それが分かった時のフィンとポーのやりとりが最高である。

「スパイスの運び屋とはね……www」
「お前だってトルーパーだっただろw」

この男子中学生みたいなやりとり、二人の関係性を表していて結構好きなんだが、ただそれだけではないエモポイントが詰まっている。
そう、出自や経歴はどうあれ、二人は今、打倒ファースト・オーダーを掲げレジスタンスになることを選び、同志として戦っている。
「出自ではなく何を選択するかが大事だ」というメッセージは、もう前半のこのシーンで実は伏線として埋められている。


そして中盤、かつてデス・スターⅡが落ちたエンドアの地でカイロ・レンと対峙したレイは、レイアの助力を得てついに彼に刃を突き立てることに成功する。
しかし、そこでレイは彼の表情を見て取ると、己がライトセーバーで貫いたカイロ・レンの傷をフォースで治癒するのである。
この瞬間に、私は『ジェダイの帰還』で「父さんは殺せない」とライトセーバーを置くルークの姿を幻視していた。
そして畳み掛けるように、カイロ・レンの前に現れるハン・ソロの幻覚。
父親の幻覚に対し、カイロ・レン――いや、ベン・ソロは「やるべきことは分かってるのに出来る自身がないんだ」と嘆くのだが、それに対するハン・ソロの返答が「お前なら出来る。知ってるさ」なのである!!!!
ここでそんな名台詞を突っ込んでくるなや!!!!泣くだろ!!!!!実際アホみたいに泣いたが!!!!!!!
……突然興奮する患者みたいになってしまって済まない。


そして皇帝vsレイの対決シーン、もうあまりにもスケールがでかすぎて何が何やらなんだけれど、(フォース・ライトニングで艦隊をめちゃくちゃにするな)ここには今作のもう一つのテーマである「継承」が込められている。
「私がシスの全てだ」とうそぶく皇帝の前に、一度は力尽きるレイ。
しかし彼女を立ち上がらせたのは、ルークを始めとする歴代ジェダイ・マスターの呼びかけ。
そして、ルークとレイア、それぞれから継承したライトセーバーの二刀流で「私がジェダイの全てだ!!!!!!!!」と叫びながら皇帝を文字通り打ち砕くのである。
あまりにアツくてうっかり映画館で外人四コマ並のガッツポーズをしていた。
……スター・ウォーズの設定に詳しい方はご存知だと思うが、シスの暗黒卿の継承は、師匠を殺害することで完成する。そしてシスの伝統は常に師匠一人弟子一人。すなわち、シスは常に孤高の存在なのだ。
一方でジェダイは連綿と受け継がれる師弟の関係が存在する。かのジェダイマスター、ヨーダを源流にヨーダ→ドゥークー伯爵→クワイ=ガン・ジン→オビ=ワン→アナキン/ルーク→レイと連なる系譜が確かに存在するのだが、どいつもこいつも弟子の育成に失敗している。(ダメじゃん……)
それでもレイには受け取ってきたもの、積み重なってきたものの重みーーレジスタンスに与することを選んだ重み、ルークに導かれジェダイになることを選んだ重み、ベン・ソロを殺さず生かし、ダークサイドではなくライトサイドを選択した重みが、それぞれ2本のライトセーバーに乗っているのだ。
とにかくフィクションの世界ではクソ重いものを背負うことを選び、それでも折れなかったやつが強者である。だからレイは勝つ。皇帝の力には孤独と猜疑と私利私欲しか乗っていないからだ。
背負うこと、受け継ぐことを選び取った勇者は何よりも強い。
だから勝つ。
物語の論理として、そこが一切ぶれていない。
だからすごくよかった、と私は思うのだ。

そして何より、決戦後のシーンが最高なのである。
それぞれの戦いを終え、勝利を祝い抱き合うレイとポー、フィンの三人。
いやもう『フォースの覚醒』のこの三人の関係性が絶妙だったからこそこの三部作の希望を信じてた所あるし、これが見れて本当に良かった……。
その歓喜の輪を眺めながら、ランド・カルリジアンと元ストームトルーパーのレジスタンス・ジャナがこんな会話を交す。
「私の故郷は……分からないんです」
「だったら、探しに行かなきゃな」

これ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
故郷とは産まれた場所のことではなく、居たいと思える場所、帰りたいと思える場所なのである。
それを知ってか知らずか、パルパティーンおじいちゃんも孫であるレイの前でレジスタンスの艦隊を蹂躙しながら「お前の新しい家族は失われる」なんて言っちゃうのである。おじいちゃんなんだかんだで孫に甘くない???
それは冗談として、そういうこと考えるとパルパティーンの対決後に命を落としたベンとレイアが、全く同時にフォースと霊体化して消えるところも、「やっとベンくんはお母さんのと一緒に帰れたんだね……」と思えて泣けてくる。

そしてそして、今作の白眉はなんといってもラストシーン。
タトゥイーンにレイアとルークのライトセーバーを埋めるレイ。
そして自分で作ったと思しきライトセーバーを取り出し、その刃を眺めていると、現れた老婦人に名を聞かれた彼女は、こう答えるのだ。
「私はレイ──レイ・スカイウォーカー」

ここ!!!!!!!!!!!背後に朝焼けが見えるのも含めてあまりにもきれい過ぎるタイトル回収!!!!!!!!!!!!
血筋である「パルパティーン」ではなく、レジスタンスを率いてきたレイアと、ジェダイとしてのあり方を示してくれたルークの姓である「スカイウォーカー」を名乗る──血筋に定められた在り方ではなく、自分の在り方を自分の意志で選び取ったことが確かに伺える名シーンだと思う。
これが見れただけで、種々様々の負債を返済してお釣りが来るし心底最高だと思う。

思えば、アナキン・スカイウォーカーは運命と状況に振り回された存在だった。
奴隷として産まれ、フォースに調和をもたらす者と呼ばれてジェダイになったものの、愛するパドメの死を予見し恐れのあまり皇帝に接近しダークサイドに落ちた。
彼の前半生には、生まれ持った状況や資質により引き起こされたどうしようもないこと、そうするしかないという選択の余地がない状況が、あまりにも多すぎたように思える。
そんな彼を救い、ライトサイドに引き戻したのが、自らの意志でタトゥイーンを飛び出し、時には無鉄砲さで失敗もし、ヨーダに「我慢のない子」とまで言われたルークだったのは象徴的だと思う。
ダース・ベイダーを殺すのではなく、父アナキン・スカイウォーカーを救うというあの「選択」こそが、ルーク・スカイウォーカーの真価だと思っている。

だからこそレイが、パルパティーンの孫娘という「血」ではなく、自らが選び取った「絆」によって、帰るべき場所と名乗るべき名前を得たことが、一層エモく見えるのだろうな、と思う。
スター・ウォーズは確かにスカイウォーカー家の物語である。
ただ、もはやその家系図は血統ではなく、選択によって繋がれることになった。
ついに「選ばれしもの」ではなく、「選びしもの」がフォースに調和をもたらす時がきたのだ。

ここまで褒めちぎっては来たけれど、ぶっちゃけた話、『フォースの覚醒』に始まる三部作は過去の遺産に頼りすぎだろ、と思う面もある。その割にハン・ソロもルークも殺すし過去の遺産に無頓着過ぎねえか???とも思うのだ。思うのだけど、それらは全て「継承」というテーマに帰結させたら最高の舞台装置だとも思えてくるから不思議。
そしてまた、本当の意味で「全て」を継承することもできないのも事実。悪しき因習は置いていかなければならない。血統主義も、代わり映えのしないデザインのスター・デストロイヤーも、お前いいかげんに飽きろやってレベルで黒幕やり続けた皇帝も。

だからこその「夜明け」であり、新しい時代の幕開けを見た、そんな風に思う。

とりあえず、「クソネズミどもにスター・ウォーズの利権売ったルーカスどうかしてるぜ!!EP3でパルパティーンに非常大権を与える提案したジャージャー・ビンクス並の愚行だわ!!」とかJ・J・エイブラムスとかいう過大評価されてるクソオタクの撮ったオナニー」とか思っていたことを謝罪しておきたいと思います。本当にごめんなさい。
でももう続編はいらないかなって気分だったりする!!!!!!!!!!!

第1回シャニマス投稿祭 -Fly To The Future- 開催のお知らせ

というわけで「やるよ!」って言ってからだいぶ時間が経ってしまいましたが、いよいよ正式に開催告知となりました!
告知動画はこちらです。トラブルに見舞われて焦りましたがなんとかなりました!
以下、企画詳細について。

■開催期間

1月10日(金) 20:00 ~ 1月13日(月・祝)20:00

■レギュレーション

1.シャニマスに関する作品を制作!
2.動画はニコニコ動画へ、イラスト・漫画・SSはpixivへ投稿!!
3「第1回シャニマス投稿祭」タグをロック!!!

これだけです。作品のジャンル等は一切不問です!!シャニマス要素がすこしでもあればOK!!
どんなものを出して良いのか分からない……という方は、レギュレーションがほぼ同じな過去のミリオンライブ周年記念投稿祭の参加作品を御覧ください。
基本的に何でもOKです。
www.nicovideo.jp
www.pixiv.net

■OP合作動画

1月10日(金)20:00公開予定
豪華メンバーが集いました!ただいま鋭意製作中です。乞うご期待!

■参加作品紹介ニコ生

1月13日(月・祝)22:00放送予定
期間内に投稿された作品をすべてご紹介します。

■企画ロゴ

制作:チーズ屋P(@cheeseya72
drive.google.com
超かっこいいロゴをなんと6バージョンも作ってくださいました!ダウンロードしてご自由にお使いください。

■企画運営

主催:ハバネロP(@habaneroP
副主催:アキP☆(@Aki2Dei
テクニカルディレクター:てつ(XIAO)(@tt_xiaop

企画に関してご質問等あれば遠慮なくどうぞ。

皆様のご参加をお待ちしております!!

2019年上半期ニコマス20選

夏といえばそう……ニコマス20選の季節よ!!
ということで7月も終わりに近づいているので忘れない内にニコマス20選を書いておきたいと思います。

■【MAD】鬼は内っ!【二宮飛鳥】 / ジョルジュ さん

選曲と演出の妙。気づいたらこの曲が星野源では一番好きになっていました。

■SSSS.パリッとマン / ほいるA さん

今季最大最強の問題児。一時期はTLに誰かが貼るたびに見ていました。
オーイシさんまで「パリッとマンとは」と言及したり、シャニマスぼんやりとしか知らない友達が灯織のことを「餃子の子」って言ってたので影響力が絶大すぎて草。

■ぱんぱかぱーん ちゃっちゃっちゃーん / みそ さん

かわいいの暴力。

■君が目指す明日へ / ごまゆっぴしょじょん(合作)

最強すぎるカクテルの大トリ。こんなん勝てるか!!!!

■【KAKU-tailTHE@TER単品】マイ・フィクション【七尾百合子/月光】/ IHARA.P さん

特撮ネタと実写を駆使したどこか幻想的なミュージックビデオ。幾千の物語を内包する七尾百合子というアイドルの表現として、ある種理想ではないでしょうか。

■Princess Be バンギラス / 焼き鮭 さん

今季の鬼才枠。どうやったらそんなん思いつくんだよ……w

■【ミリシタMAD】S&M【桜守歌織】/ ととろP

歌織、僕はね、清楚でキュートな女性がちょっとセクシーな曲を歌っているとドキドキする人間なんだ……
アイドルのことを真摯に見て、考えている人だからこそ出せる意外性というか、ストレートな魅力じゃない部分を引き出せる力があると思うんですよね。

■【MAD】春一番 【月岡恋鐘】/ 明P

sumika、大好きなんですよね。この曲は素朴でストレートな歌詞の中に確かな熱を秘めていて、それがすごく恋鐘っぽいなと思います。ベストマッチ!

■【木下ひなた】春から / 阿羅他さん

故郷を思う気持ちと優しさがすっと沁みてくる。カクテルの動画で一番泣きました。

■ドラマ「咲くは浮世の君花火」 予告編 / クリフP

閃光HANABI団の青春の香りが大好きな人間には特攻なんだよなぁ……
なんとなく矢口史靖監督作品っぽい匂いがするのも好き。

■響子 / maxup さん

好きすぎて新作上がるとつい見ちゃうしつい二十選にいれてしまう病気。

■櫻木・桜庭 / メカP

タイトルで原曲看破余裕でした。往年のFLASHめいた画面づくりとかネタの密度とか、なんでビートルズで人力ボカロなんだよとかいろいろおバカで好きです。
斉藤洋子で負けた。

■【シャニマスMAD】夢咲きAfter school / てつ(XIAO)P

あまりにもパーフェクトな出来で、見たときは「あははははは!!すげえわ!!!!」以外の言葉が出てきませんでした。
私がMAD投稿しようとしてる前日にこんなの上げてくんのやめてくださいよ!!おかげで自分のも伸びたような気がするけど!!!

■『最新型のアイドルマスター』/ orgoneP

ニコマスの全盛期を知るレジェンドがあの頃のヤバさを保持したまま、今動画を打ち込んでくるというヤバさ。
自分が動画投稿する数時間前にこれが上がっているのを見た時の私の心情を述べよ。

■【MAD】君の中で胎動している【シンデレラガールズ】 / 千里山 さん

エグすぎる編集力に見合ったキレッキレの内容、ほんとうにヤバイ。
自分が動画投稿する二時間前にこれが上がっているのを(ry

■【ミリシタ】映画『アイドルヒーローズ ジェネシス』予告編 / 妖狐P

冴え渡る妖術で編み上げられた、本物のヒーロー映画の予告編のようなクオリティ。
ヒーローズの動画作る人みんなやばいのしか上げない説、あると思います。

■【手描きシャニマス】かめんのおうじさま / もじさんP

もじさん、動画も上手いし仮面ライダーに詳しいし絵も描ける、天才かな?(三峰)
優しい絵柄が、咲耶の心の奥深くにある寂しさにそっと寄り添うようで、暖かいんですよねえ……。

■アトダシティ・グレイス / 象ちゃんですP

タイトルでもう勝てなかった。人力パートの異常な完成度も草。

■【MAD】太陽キッス【シャニマス1周年記念】/ いを さん

てつさんの夢咲きといい、この太陽キッスといい、放クラの公式曲MADやばいのしか無いので助けて欲しい。もう死ぬしか無い。
いやむしろ公式曲ですごいの作るのはこの人達に任せて私は好き勝手作ればいいのか。

■果穂「世界一位」 / マリネP さん

配役が完璧すぎてもう笑うしかない。こういうギャグもこなせるのが放クラの強さなんだよなぁ。

シャニマスと放クラと有栖川夏葉に、終わらない夢と青春を──C96新刊『敷居の部屋の旋回-swing-』[8/11(日)三日目 け-04a]寄稿しました

夏といえば……そう、コミケの季節よ!
そろそろ夏本番と言った暑さですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。ハバネロでございます。

……ということで、サークル敷居亭6年ぶりの新刊『敷居の部屋の旋回 -swing-』シャニマス記事を寄稿させていただいております。

f:id:habanero02:20190727012933j:plainf:id:habanero02:20190727012951j:plain
・スペース:2019年8月11日(C96 三日目) け-04a サークル敷居亭
・B6サイズ118ページ / 横書き文章同人誌
・頒布価格:500円(会場限定価格、通販は700円の予定)

ゲストにTwitter/ニコニコのデータクラスタの重鎮・ありらいおんさんをお迎えした対談記事に始まり、珍しくサークル主の敷居さんが自分で書いたオープンワールドゲーの話、ニコマスクラスタにもおなじみ内科部長赤ペンPによる寄稿等々、豪華執筆陣が揃っております。目印はくらふとさんによるキュートな春香さんの表紙です!
そんな豪華メンバーが集結した同人誌のなぜか大トリになぜか、私ハバネロPが鎮座しております!
……どうして(電話猫)

そもそも今回の同人誌、サークル敷居亭のスポンサーでありダーク♂天気の子こと激寒ダジャレおじさんでもあるたいとくさんが「久しぶりに本出してえ」と言い始めたことに端を発しています。いつもどおりそこに巻き込まれるレスター伯パイセンを横目に、私は「なんか告知動画とかいるなら作りますケド~」という適当なノリで作業を見守っていました。

そんなある日のこと。discordの会議室でこんなやりとりが。

敷居さん「表紙春香さんなのにアイマスの記事ないの?」
たいとくさん「そういえば無いな」
ぼく「シャニマスの話なら書けますが……現在進行系で殺されまくってるので……」
パイセン「じゃあ頼む。好き勝手に書いていいぞ。締切は一週間後ね!」
……よし、楽しく話せたな!(白目)(突然増えるタスク)(やれんのか私)

そんな感じで緊急参戦と相成った今回の記事ですが、超!超!本気モードを発動した結果無事に締切をクリア。
タイトルは「放課後クライマックスガールズに終わらざる青春を託して」
簡単に言うと、シャニマスはいいぞ!放課後クライマックスガールズはいいぞ!有栖川夏葉はいいぞ!」ということを延々語り尽くした記事というかエッセイというか、そんな感じの文章です。私が日々、エモを散らかしながら「夏葉しゅき……放クラしゅき……」ってツイッターで垂れ流していることを、なんとか文章として成形したものだと思ってもらえれば良いと思います。
この告知や私のツイッターをご覧の方はお分かりのように、ネットスラングや小ネタをそこここにまぶしているので、そのへんの注釈(という名の性癖吐露と感情ブッパ)も充実した一本になりました。「私のオタクとしての性癖とエモのツボはだいたいこんなんだよ!」というのがたいへんわかりやすい。
出来れば今、シャニマスを楽しみまくっている人たち、特に放クラ担当Pの方々に読んでいただけたらな、なんて思っています。
サークル自体は評論島ですが、日程としてはアイマスと同日なので、アイマス関係の本買い終わったら息抜きがてら足を伸ばしていただけたらうれしいです!!!


その他、今回の本の告知はこちらに。
敷居亭、復活! C96新刊『敷居の部屋の旋回-swing-』 - 敷居の部屋
サークル主・敷居さんの告知。対談記事の冒頭が試し読み出来ます。
【8/11(日)3日目 け-04a】「敷居の部屋の旋回 〜 swing 〜」に寄稿したり編集のお手伝いをしたり - 最終防衛ライン3
今回の本最大の功労者lastlineさんの告知。各記事の概略をざっと書いてくれてます。
おっさんたちのエモい生き様に花束を ーサークル敷居亭新刊『敷居の部屋の旋回〜Swing〜』(コミケ3日目 け-04a)ー - レスター伯の限界
編集担当レスター伯パイセンの告知。今回の本のコンセプトについてアツく語ってくれました


……さて、ここからはちょっとだけ個人的なお話を。
サークル敷居亭で最後に同人誌を出した2013年は、私にとってアイマス/ニコマスに対する興味が極限まで減少しており、Pとしての日々が終わるか否か……いつなんどきフェードアウトするかわからないから、せめて終活としてこの本と、そして『ニコマスとP』にその記録を残しておこう……というそんな時期でした。
実際はそこでアイマスとの関わりは途絶えることなく、アイマス劇場版を経てミリオンライブに出会い、Pとしての第二の春を謳歌することになりました。
新しい仲間が増えて、大きな合作やイベントにも何度も関わらせていただいて、動画投稿者として永遠の目標だった「個人作で五桁再生四桁マイリス」を達成し……。
反面、リアルではここに全部書けないくらい、色々なことがありました。正直もう死んだほうが楽だと思ったこともありました。そんな日々の中でゾンビみたいになりながら、それでもアイマスに触れているときは救われたし、楽しかったのです。
昨年のちょうど今頃、メンタルをぶっ壊して会社を休職からの退職コンボを決め「これからどうすんねん……」という不安を横に置きながら、羽ばたき始めてまだそんなに間もないシャニマスと、放課後クライマックスガールズと、有栖川夏葉に向かい合う日々の中で、私の心を占めていたのは不思議な感慨でした。
アイドルと一対一で向き合いプロデュースしながらトップを目指すという懐かしいゲーム性、個性豊かなキャラクターが繰り広げる賑やかな日常とそこから生まれる関係性とエモ、そしてプロデューサーとアイドルとして互いの夢を託し合えるパートナー。
「……ああ、なんだ。私が探してきたもの、大好きだったものは全部ここにあるじゃないか」
そうはっきりと思うようになったのはいつのタイミングだったかはもう定かではないのですが、私はシャニマスと放クラと夏葉に救われて今ここに立てているんだなあ、ということは自信を持って言えるような気がします。
けっきょくのところ、私はこの10年余り、アイマスに救われながらなんとかこうやって生きてきました。

話が二転三転して申し訳ないのですが、ちょうどこの本の出来上がるタイミングで新海誠監督の『天気の子』を鑑賞しました。「これはなんて私向きの作品なんだろう!新海誠やるじゃん!!『君の名は。』の五百倍(当社比)面白い!!!」(何様やねん)と思いつつ劇場を後にしながら、なんとなく帆高くんの言葉とに、今の自分を重ねてしまいました。
世間一般から見て「狂ったこと」だとしても、自分の好きなモノのために殉じることが出来るなら、それは存分に「素晴らしいこと」なのだと。
不安や後悔はずっとついて回るとしても、己の選択を最終的に肯定できるなら「大丈夫」なのだと。

……なんだかよくわからなくなってきましたが、きっとこれからも私は「大丈夫、楽しいよ!」って言いながらアイマスとの日々を過ごしていくのだろうと思います。
今回の原稿、タイトルに「終わらざる青春」と入れたのは、そういう意味を込めたつもりです。
アイドルマスターはこの度めでたく14周年を迎えました。
気づけば私がアイドルマスターに出会って12年、ちょうど干支が一周するだけの時間が経ちました。
でもまだ、終わる気も辞める気も離れる気も、お互い無いでしょう?だったらまだまだ、遊ぼうぜ!
そんな私の「感情」に共感してもらえる方は、ぜひ今回の本を手にとっていただければ、と思います。
そして、それをきっかけにまた、皆さんの中にある「感情」をなんらかの形でアウトプットしてもらえたら、これに勝る幸せはありません。

それでは、今回の本の原稿で、最後に引用しようかどうしようか迷って結局しなかった、こちらもめでたく今年で15周年を迎えたあるバンドの曲の一節をご紹介して終わりたいと思います。

『それでもまだちっぽけな夢を見てる
目立たない路地裏で超新星アクシデントみたいなこと
何気ない歌で何気ない記念日をお祝いしたら
ああ 気ままに行こうじゃない
きっと何も変わらないけど 多分continued』
――プログラムcontinued / UNISON SQUARE GARDEN

迷走極まって比翼連理と成す――KAKU-tail THE@TER for 765MILLIONSTARS!!参加秘話

この記事が上がる頃には、ファミエリPによる「KAKU-tail THE@TER for 765MILLIONSTARS!!」が感動のフィナーレを迎えている頃かと思います。

私も本企画に、初日のD枠で参加をさせて頂きました。
なに、まだ見てない?さっさと見てくるんだ。他にもすごい動画がいっぱいだぞ。

今回の動画についての話は、Twitterや直前生放送などで多少はお話しましたが、やはり記録に残しておいたほうがよいだろうということで、ここで洗いざらい書かせていただきたいと思います。それではお付き合いの程を。

■企画参加から内容決定に至るまで

直前生放送でも喋ったとおり、私はファミエリPによる告知動画が上がった一分後くらいには参加申し込みをしていました。「レギュレーション読んでないんじゃないか」という疑惑が運営陣に持ち上がっていたそうですが、そのとおりです!!w
カクテルのレギュレーションならよく知っているし、出遅れて申込を忘れてたというのが一番困るので、即断即決でした。

そして無事に抽選をくぐり抜けて私に与えられたアイドルはジュリア、テーマは「中」。
これを見てまず思いついたのが、「中……山中さわお……ピロウズの曲なら作り放題やんけ!!」という安直なもの。


今回のカクテルにも参加されたシンゴさんの企画で以前こういうのを作ったこともあるくらいthe pilllowsを愛好する私、もうこれで勝負は終わったと思っていました。
(余談ですが来る6thライブツアー合わせのミリオンセトリ企画も企画されていますので興味ある方は是非)
で、このセトリにあるように『Ride on shooting star』で製作を始めたところある問題にぶち当たります。
曲が切れない。
ワンコーラスで切るともったいないし、フルは短いといえども二分を超えてしまいます。
「二分以内の動画」というカクテルのレギュレーション。これに引っかかってしまったわけです。
まさかレギュレーション読まずに応募した天罰がこんなところで落ちてくるとは想像してねえよ!!
みんなもレギュレーションはちゃんと読もうな。

さて、最初の案が砕け散ったことによりここから迷走が始まります。
製作途中のメモを確認したところ、30曲近い候補が出ては消えを繰り返していました。そんな中締切まで一ヶ月切った12月の頭に、消去法的に曲を決めて製作を始めたのですが、どうも上手く進まないのです。
テーマ的には「ロックシンガーという夢を置いて、アイドルという生き方を選んだジュリアが、アイドルである自分を好きになっていく」というものになる予定だったのですが、それ実は前のジュリア誕生日動画で既にやってしまったテーマ、だったんですよね。

今だから言えるけどアーティストも同じ、sumikaの『グライダースライダー』を使っていました。
ご存知のかたもいるかも知れませんが私は結構飽き性なところがあります。同じようなテーマを同じような曲で三ヶ月のうちに二回もやれるかというと、答えはNO!!
無意識のうちに拒否反応が出始め、動画は進まず、当時は無職で時間もたっぷりあったのにソシャゲばっかりやっておりました。
(※そして今だから言えることですが、同じジュリア担当だったスパスさんもアイドルとロックシンガーの二面性をテーマに作っていたことが判明し、結果的にあのまま進めてなくて良かった……というオチになりました。)

そうこうしているうちに12月は過ぎていき、とうとうクリスマス。
私は一縷の希望を抱きながら、アニメイトであるCDを手に取ります。
それがTHE@TER GENERATION12――D/Zealの楽曲が収録された一枚でした。
既にイベントは終わっており、表題曲である『ハーモニクス』の素晴らしさは既に知っていましたが、私を打ちのめしたのはドラマパートだったのです。『天国の鳥』というタイトルにどこか不穏なものを感じていたのですが、まさかあんな内容をぶつけてこられるとは想定外でした。
ちなみに書きながらツイッターのログを辿っていたら、どうやら購入後数日CDを放置して年末も押し迫った29日に一撃を食らってたみたいです……w そのタイミングで聴いてなかったらどうするつもりだったんだ私。


……そしてこんなことを言いながら、「じゃあもう天国の鳥を進捗にしてしまえばええやん!!」ということで作り始めていたのでした、というオチ。ドラマパート聞いて曲もすぐに坂本真綾さんの『Buddy』に決まり、必要な素材もすべて手元にそろっていることが判明したので、そこからの動きは早かったです。それでもさすがに締め切りには遅刻してしまいましたが、そこについては改めて運営スタッフの方にお詫び申し上げます。本当にすいませんでした……!!

■動画の中身について

そんなわけで『天国の鳥』を題材にした動画を提出することになったのですが、続いて考えねばならないのはテーマ消化について。
まずは鉄板、歌詞による消化。ちょうどAメロに「あれは君の背中」というフレーズがあるのでこれでなんとかなる。
ただそれだけでは弱いかな、とも思ったので、配置でも「中」を意識させていくことに。
ちょうど千早を真ん中に置いてジュリアと静香が並ぶ構図や、あるいはイラスト二枚の間に立ち絵を置く構図、あとはサビでも画面の真ん中にラインを引いてMVとイラストを見せる構図……などなど、徹底的にシンメトリとその中心を意識させる画面構成を心がけました。
ここでは、『Buddy』という曲のテーマとドラマパートのテーマ的に、ジュリアと静香の「二人」がメインになるのでシンメトリの画面構成を作りやすかったため、たいへん助かりました。
最後のダメ押しとして、「ジュリアと静香の歌の中に、それぞれにとって相棒であり姉である千早が居る」ということを強調させるカットを挿入。
これだけやれば誰も文句は言うまい!!w

その他、製作スタイルについてはだいたいいつもどおりであります。
静止画をメインにしつつ、セリフや歌詞をテキストで表示して見せる……ということで、直前生でお話した「方法はいつもどおり」というのはこういうことだったわけです。「おそらく視聴者側でも私に求めているものってそういうのでしょう?」という計算もあり。
あとさすがに静止画だけでは素材を賄いきれないので、『ハーモニクス』のMVを使ってサビをまとめ上げました。
ダンスのモーションを細かく切ってフレーム単位で速度調整するといういわゆる長回しスタイルでダンスを組んでいます。私の性格的に、たくさんのダンスを持ってきてうまく繋ぎ合わせるということには向かないので、シンクロ組む場合はこれが一番楽だ、という確信を得たのは、今後の製作についても大きな収穫になったかと思います。たまたま『Buddy』と『ハーモニクス』のテイストが近かったことも幸いして、ここはそこまで苦労させられませんでした。
一番大変だったのはCDのドラマパートの音声を書き起こすことだったりしましたが、これもかつて「ニコマスとP」で鍛えた文字起こしのスキルが役に立ちました。全てが僕の力になる!(くず)

……ただやはり今回はいつもの私とは違う内容だったので、そのあたりはかなりドキドキでした。
普段の私の動画スタイルは、ゲームや漫画あるいはアニメの中で示されるファクト……いわゆる「アイマス世界としての史実」に忠実に作ることを是とする、いわばドキュメンタリーに近いものです(少なくとも自分ではそう思っています)。
今回はそうではなく、劇中劇を題材にとったため、いわば「アイマス世界におけるフィクション」がメインということになります。そうした内容を扱うのは初めてだったので、反応が怖かった……!!
普段気随気儘に疑似作ってる人間の言うことか、って感じなんですが、疑似はそういうの何も考えずに作れるから楽なんですよ!!
ガチで作った動画で普段と違うことやってスベることのほうが私は怖い!!!
……なので直前放送にお邪魔してファミエリさんの反応を見た時、実はめちゃくちゃ胸をなでおろしていたことをここで懺悔します。
じっさい本編が開幕し、蓋を開けてみればびっくりするくらいの絶賛の嵐で本当に嬉しかったです。
「ぴょんさんが見たらテンション上がりそう」ってコメントが一番来ましたね。絶対に届くことはないでしょうが、D/Zeal大好きな山崎はるかさんの心にぶっ刺すつもりで作りました。

書くべきことはこんなところでしょうか。
見てくれた皆様にお聞きしたいことがあるとすれば、あとひとつだけです。
「――揺さぶられた?」
「――はい」って答えてね!できるだけころあずっぽい感じで!!

■単品について

一応単品は上げる予定で動いています。真綾さんの曲なので削除が怖いですが、まあ冒頭に音声はさんだから大丈夫やろ!!という気持ちで。……あれは状況説明でもあり削除対策でもあったわけですw
単品公開の解禁はエンディングが上がった後なのですが、再来週に控えているミリオンライブ6周年投稿祭に合わせて公開する予定です。投稿祭用に作ってる動画が間に合わなかった時の保険ではない。断じて。
cyange.hatenablog.com
投稿祭については上のリンクを参照していただければだいたいのことは分かると思います。
もちろん他のカクテル参加者の方も単品公開をこちらに合わせていただいて構いませんし、他に動画を上げるという方も大歓迎です!(宣伝)

ちょっとだけ真面目な話をすると、MS合作→赤ペンPのUnite & Ignite→カクテルと続いて、ニコマスのミリオンライブ界隈がすごく盛り上がってきている気がしませんか?
乗るしかないよねこのビッグウェーブに!そう思うだろう!アンタもッ!!
(突然のスクライド
……ということでこれからもニコマスとミリオンライブで楽しく遊んでいけたらいいな、と思う私なのでした。

長くなりましたが参加者の皆様ならびに企画運営スタッフの皆様、そして視聴者の皆様へ。
いつものアレで締めておきたいと思います。
ありがThank You!!

2018年下半期ニコマス20選

みなさまあけましておめでとうございます(1月下旬の挨拶ではない)
去年はあまりに色々なことがありましたが(無職になったりとか)、とりあえず次の仕事も決まったので2019年も頑張っていきたいです。とりあえずはCSMギャレンラウザーがいつ出ても良いようにお金をためておきたい(低い目標)。

さて、年が変わったということでやはりこれをやっておかなければいけません。
そう、ニコマス20選の時間だオラァ!!

・対象動画から20作品以内でセレクトしてブログやマイリスト等で公開
・作者1人つき1作品まで(1P1作。合作・別名義については別カウント)
・選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でもオッケー)
※選んだ作品にP名あるいは制作者名を添えていただけると集計作業の際に非常に助かります。
ポータルページのコメント欄に記事URLを書き込んでエントリー完了です

レギュレーションはいつもどおりだァ!行くぞォ!(そのテンションはどうした)

01.【MS合作】ミリオンライブ!5th st@ge Brand New St@rs!~Fairy Theater~ / 合作


本当にもういろいろあったんですけど、本当にもう素晴らしい合作になったと思います。
どのパートも本当によく出来ているし、我々は本当によくやりきったと思います。
ミリオンが好きなら見てくれ。マジで。後悔はさせません。

02.【アイドルマスター】BRAND★NEW★PERFORM@NCE!!!【ミリオンライブ!】 / 妖狐P


戦場がグリーからミリシタへと移っても、やはり周年イベントにはこれがないと始まらない。

03.【手描きトレス】39劇場ラッシュ / もじさんP


可愛いイラストで小ネタ満載の楽しい動画。もじさんは本当に何でも出来るので凄いと思う。

04.いと死ーさー♥(しんげき3期ED×必殺シリーズ)/ ロイド・ホプキンスさん


タイトルで完全に負けた。

05.キンギョ / るぺあさん


白石紬の新しい可能性が開かれた瞬間。

06.【合作】ニコニコ動画流星群アイドルマスター】/ 合作


今季の頑張らせてもらいました枠その2。アイマスニコニコ動画の歴史と革新をすべて詰め込みました。

07.SHUNION!! / EastMtさん


修造とミリオンライブの親和性の高さよ。紗代子がいるのほんま好きです。

08.【誕生祭MAD】眩しいほど煌めいて【五十嵐響子】/ アキP☆


自分の担当を自分以上に信頼して任せられるP、というのは非常にありがたい存在だと思うのです。アキさんはそんなうちの一人です。

09.【MAD】光を【有栖川夏葉】 / 明P


明さんの動画の上手さ、というのは「間」のとり方とゲーム以外の素材の使い方にあると思うのですが、シャニマスで作るようになってそのへんがさらに研ぎ澄まされたと思います。

10.【MAD】さぁ瞳を開けて【関裕美】 / ナデクロP


ナデクロさん(いやもうすじゃさんと呼んだほうが良いのか?)の強さはアイドルと曲の感情の同期の上手さ。この曲と関裕美はそらベストマッチですわ。バンプ好きだしさ……

11.【静止画MAD】新しい未来へ【ゲッサンミリオン】 / 千里山女子さん


千里山さんは咲やよりもいのMADがすごく好きだったので、そんな人がニコマスに来てくれたことに感謝しかないです。しかもさすがの多作ぶり!本当に迷ったのですが素直にやられたって思ったこちらをチョイスさせていただきました。

12.Hotel むんっside / 象ちゃんですP


2018年のシャニマスMADを牽引したのはまちがいなくこの人だったと思います。タイトルもクオリティも素晴らしくて卑怯の一言。

13.映画『空猫珈琲店』予告PV(風) / nagi_tohana さん


nagiさんは投稿祭や合作でもよくご一緒させていただいていますが、動画の本物志向というか高級感が素晴らしくて、いつもうぐぐってなります。TBの予告PVシリーズも、どれも構成のそれらしさが強すぎる。

14.Kyoko / maxup さん


響子ちゃんの可愛さの前にはHYDEすら語彙力を失う。響子Pの想いを代弁してくれるこのシリーズホント大好き。

15.この本によれば…ハッピ〜エフェクト!がジオウのOP曲と入れ替わるらしい / きのたろう さん


本当にこれよく見つけ出してよく形にしたなと思います。偶然の発見が大きなインパクトを生むことがあるから人類はやめられない(やたらデカイ主語)

16.【MV風】アルストロメリア / せいや さん


シャニマスは今の所音MADが優勢ですが、静止画MADの傑作も少しずつ増えてきており、これもその一つ。ポップな曲に合わせた色彩とデザインのセンスが光ります。

17.【ミリマスMAD】エメラルドの丘【七尾百合子】 / ととろP


一番弟子に殺されるという経験をしてしまった……もう師匠ヅラするのが烏滸がましいくらいに素敵な動画を作るようになられて……私は……。お返しに2月の投稿祭は歌織さんで行くから覚悟しておくように(私信)

18.どういう明日を夢見てる―喜多見柚 / わかまぼこ さん


編集技術を動画にこめたいことを伝えるための手段として上手くコントロールし、そこにちゃんと視聴者との感情を同期させられる、そんなわかまぼこさんの作品には非常に惹かれます。どれも好きなんですが、選曲が個人的にヒットだったこちらを。

19.【ミリシタMAD】琥珀色の街【詩花】/ FlickShot さん


選曲の妙も相まって、頽廃的な街に咲く可憐な歌姫のように見える詩花がほんとうに美しい。

20.除夜m@s'18 釈迦m@s / メカP

超絶技巧とお約束とシャニマス悪魔合体、こんなの絶対勝てるわけがないんだよなぁ……!!



……というわけでハバネロPチョイスの2018下半期20選でした。去年は色々ありすぎてなかなか動画を作る余裕がなかった部分もありましたが、ことしはさっさと生活を安定させて動画を安定して生産できる体制を作りたいですね。目標は「疑似以外の二桁投稿」です!むんっ!