七尾百合子とiM@S WAVE SONIC新作についてのあれこれ。

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アゥソニ、二日目を終えて折り返し地点を迎えましたが、皆様楽しんでいただけているでしょうか?
僕は先日書いたとおり、スタッフと出演者を兼任し、当日も裏でスタンバイしつつTwitterで告知流したりと大変バタバタしているので、楽しいんだか胃が痛いんだかなんかよくわかりません。
見逃した方は是非タイムシフトでどうぞ。

さて、全体のことに関してはアゥソニが全て終わるまで置いとくとして、とりあえず二日目のMILLION LIVE! STAGEにて、僕の新作動画が公開されました。

みんな再生マイリスコメントどんどん増やしてくれ。
そうするとこれを作る過程で失われた僕の髪も浮かばれるはずだ。

公開後のTwitterでの反応が、絶賛の声と「深夜三時に百合子と図書館ックス言ってるハバネロPとは別人」って言う声が半々くらいだったんですがどういうことなの……。
いや、自業自得ですね知ってる。

うん、まあ深夜三時頃に「百合子と図書館で声押し殺しックスしたい」ってつぶやくのすっかり持ちネタと化してる感あって(最近はもう図書館に限らなくなってるけど)、自分でもさすがにどうかとは思うんですけどね。
こないだのミリオン2ndでも「ックス同盟の!」みたいな話で二名ほどと固い握手を交わしたし。
……ただ、分かって欲しいのは僕は「単にミリマスの公式で提供してくる百合子のイラストがシコリティ高いからそういうことを言っている」だけではなくて(無論そういう要素があるのは否定しない)、好きっていう感情がイキ過ぎた結果の発露みたいなところがあるんですね。
僕が百合子に対してックスって言う時は、汚いオッサンが若い娘を手篭めにする系の欲望まみれのあれじゃなくて、男子高校生が好きな子を自慰行為のオカズにするようなそういう邪さと純粋な感情の絶妙な比率によるブレンドからくるものなんです。それだけは真実を伝えたかった。

何の話だよ。

……で、七尾百合子の存在がなぜ僕をそこまで男子高校生イズム溢れる純情なケダモノに変えてしまったかという話ですよ。
それがたぶん僕の中にある「七尾百合子観」のコアにあるものだし、今回の動画に込めたかったものであると思うので、そういう話を絡めて書いて行こうと思います。

七尾百合子は、現実世界で主人公になろうとする。

まずいきなり見出しで結論をどーん!って持ってくるという日本人にあるまじきスタイルですね!

いきなりこんなこと言っても「?」だと思うし、なぜそう思うに至ったかという話と、百合子とのファーストコンタクトの話から始めていきます。

これはちょくちょく言っている話ではあるんですが、僕はミリオンライブについては「劇場版を見て出戻った」やつなんです。
一応サービス開始日にGREEのアカウント作ってプレイはじめてはいたんですが、艦これにハマっていくにつれてほとんどログインしなくなってしまうという体たらくでありました。
それでも、開始当初気になったキャラのひとりとして百合子は印象に残っていたんです。
「読書好きのアイドルがいるぞ」っていうことで、僕自身も本というか物語が好きなので、そういう部分にシンパシーを感じたわけです。

しかし、先述した通りしばらくミリオンはおろかアイマスとも距離をおいた日々を過ごしていたので、その印象はいつの間にか記憶の彼方へ飛びかけていたんですが、転機が訪れます。
それが劇場版アイドルマスターの公開でした。
劇場版にミリオンライブのキャラが出ると告知があった時に、百合子もいるの確認して「お、あの本好きの子が出るんだ」と思ったことは覚えています。
で、劇場版見た時に雷に打たれたんです。
物語の後半で、ダンスの難易度をどうするかと春香がダンサーの面々に尋ねるシーン。
「このまま頑張りたい人?」という問いかけに、真っ先に手を上げた美奈子と奈緒につづいて、おずおずと手を上げる百合子。
そこで「あっ、この子すげえ」って思ってしまったんですね。
劇場版において、百合子は基本的に状況に翻弄される立場にあったと思います。合宿では怪我するし、弱気にもなるし、年少組の星梨花と杏奈を気にかける風もあったし。
そんな子が、あの時初めて、劇中できちんと自分の意志をもって選択し、行動したんです。
「どうしたいかだけでいいんだよ?」って、劇場版のキーワードでもあるし名台詞でもあるんですが、(僕が時系列をしっちゃかめっちゃかに記憶していない限り)ダンサー組でそれを一番最初に実行したのは百合子だったんじゃないかなあ。
で、「実はこの子すごいやつなんじゃないか?!」と思ったんです。
ほらアレだ、地味なクラスメイトの意外な一面見て恋に落ちるパターン。

そして半年以上放置してたミリマスをプレイし始め、cha73さんから「百合子に興味あるならLTP02聞こう!」と言われて、そのあとタイミングよく来た劇場公開記念のボイスドラマとかアイドルヒーローズとかで完全に百合子に落ちていき、気づいたら深夜に百合子と致したいと叫ぶ変質者に……ってなんでだよ。

その中でカード集めたり親愛度上げたりして色々見ていったら、劇場版で感じた「こいつは主人公であろうとしているんだ」って感覚は、より確かになっていったのです。
その決定打になったのは、たぶん動画の冒頭に置いたこの台詞だと思います。
「百年後まで読まれ続ける一冊の本のように誰かのココロに残るアイドルを目指します!」
……やっと動画の話になったな!
いや、真面目な話、これは大変なことやと思うよ。
「トップアイドルになりたい!」「女の子らしくなりたい!」「自分を変えたい!」って言ってる子が多い中で、「百年後まで読まれ続ける」「誰かのココロに残るアイドル」と言うわけですよ。
だって考えてみてくださいよ、百年前の人で今名前残ってる人っていずれもレジェンドクラスですよ?モノホンのマスターピースですよ?現実のトップアイドル、たとえば松田聖子クラスでも、全盛期の百年後に名前残ってるかどうかなんてだれも分からんわけです。
ものっそいチャレンジャブルなことに挑もうとしているんです。もちろん彼女らしい夢見がちな願望なのかもしれませんが、でもそれを目標として口に出せるのはすごいことだと思うんです。

で、七尾百合子を語るうえでもう一つ大事なことがあって、それは「本の世界を飛び出そうとしている」ということ。今回動画でも使いましたが、ちょくちょくそれを意識した台詞が飛び出すんですよね。
「プロデューサーさん、私、毎日ドキドキしてます!本の山に埋もれてたら知らなかったはずのことばかり。ふたりで駆け抜けましょうね!」
とか
「プロデューサー、ライブの熱気ってすごいんですね! 本で読んでるだけじゃ分からなかった。」とか。

本の世界にいれば、たぶん百合子は安穏として生きていけると思うんです。
自分からそこに出向かなくても、ページを捲るだけで、いろいろな世界でいろいろな体験をすることが可能なんです。
でも、それを選ばなかった。あえて現実の世界で主人公として、読み手ではなくて主人公として、誰かに語られる、読み継がれる側になろうとしている。

……なんだよ、すげえよこの子。
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その結果がこのこっ恥ずかしいポエムなんだぜ。
これを動画に組み込むかどうかもすごい悩んだんですが、長くなったのでそれは次の項で。

公式をぶっ飛ばせ。あるいはニコマス黎明期への回帰をめざして。

おう、またわけの分からねえ見出しのタイトルだな!

……さて、さっき貼ったこっ恥ずかしいポエムにこめた「主人公たらんとする七尾百合子」という要素に加えて、今回は自己解釈を割と多めに入れてます。
たとえばCメロに入れた携帯メールのシーンとか。
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実はこれ、流れてる英語の歌詞をすごい大胆に和訳したやつです。興味ある方は英和辞書とか引いていただくと、そこまで的はずれな文面ではないと納得してもらえるんじゃないかな。あと、久しぶりに自分の絵も動画に組み込みました。動画の中で描きたいもののためにどうしても公式の絵だけでは、足りない部分があったからです(尺的な意味でも)
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とくにこういう後ろ向きのカットほんとないので、そこは自分で何とかするしかないなぁと。
たぶん今までの僕だったらなんか適当に誤魔化してたとこだったんですけど、ようやく踏ん切りがついたというか、「公式にないものでも使っていこう」という意志がやっと復活したというか。
近年、公式から提供される情報とかコンテンツの量って段違いになったと思うんですね。特に、アニマスっていう一本の大きな物語の存在って僕にとってものすごい大きくて。巨大な共通認識がずどーんってPの間に広く共有されていくってことの影響の大きさというのは、アイマスが拡大していく中ですごく感じたことだったりします。
一方で、僕の中には知らず知らずの間に、そこからはみ出すことへの恐怖みたいなものが芽生えていたんじゃないかなあと

でも本来、アイマスっていうのは百人のプロデューサーがいたら百通りの物語がある、そういうコンテンツだったと思うし、ニコマスもそうだと思うんですよね。
その辺はアゥソニ自体の開催告知文でも書いたとおりだし、ミリオン枠の参加メンバー紹介でプチキーマンPが言ってくれたこととも繋がってると思います。

ゆえに、今回の動画は僕がそういう公式の影をぶっ飛ばすために作った、僕のミリオンライブ動画であり、僕というプロデューサーの見た七尾百合子の物語なんです。
曲の歌詞にある通り、「僕らが選ぶ確かなストーリーを 描いていけるんだ」というやつですね。
これは、主人公として百合子が物語の行く先を選んでいくという意味と、プロデューサーとして僕らがアイドルの物語を演出していく、というダブルミーニングのつもりです。
そう、アイドルマスターってやっぱり、アイドルとプロデューサーの物語じゃないですか。
アイドルだけじゃなくて、プロデューサーあってこそ成立する、僕らの物語なんです。

……で、そういう意識があったから僕は公式のイラストや台詞だけじゃなくて、プラスアルファの要素として衒いなく自分の解釈や自分の絵を出せたんじゃないかなと。
開催前日に書いた通り、ミリオンライブは可能性の塊だと思うし、たぶん僕はそこにニコマスアイマスにずっとあったはずなのに、いつのまにか見失いかけていたもの――僕なりのアイマスを描いていいんだっていうこと――を見出しているんだと思います。
だからたぶん今こんなに動画作るの楽しいし、またこれからも楽しんでいけるだろうなあと。特に今回は、多くの人に観てもらう機会を得て、コメントやTwitterで色んな声を貰えたことはとてもモチベーションに繋がりました。
「深夜に百合子ックスの話してる本田botとは別人」っていう声が一番多かったのは誤算だったけどな!!

「君のニコマス」を僕は見たいという話。

……で、これは僕だけの話じゃなくて。
あ、百合子ックスの話じゃねえぞ!!
自分なりの物語を描いて欲しいって話のほうな!!

僕の動画とか、今日流れた他のミリマス動画……あるいは既に上がってるミリマス動画でもいいです。そこで何かを感じたなら、ぜひあなたなりの物語を描くことにチャレンジをしてほしいなあと思うわけです。

前に「ニコマスとP」でミリマス合作の取材をした時から、ミリマスって動画少ないよねっていうのは感じてるところで、なんとか増えてくれやしないかと思ってたりするんですが、やっぱり作品観てもらうのが一番いいなと。
僕自身も、サトウくんPの動画見たおかげでミリマスMAD作る側に足を踏み入れた人間なので、ショック療法じゃないですけど、そういうのが一番いいかなあと思って、今回の枠を組んだというのもあったりします。
今回、僕らの動画を見てくれた人で、自分もミリオンライブで動画作りたいという人が出てくれればとても嬉しいです。
あるいは、ミリオンライブ今までよくわからなかったけど、今回の枠見て興味持ってくれた人がいたら、それはとっても素敵だなあと思います。
ミリオンだけじゃなく、アイマスは今たぶんあっちこっちに入り口あるので、興味があったらどこから入ってきてくれてもいい、そういう場所になってると思います。


だから、なんかのきっかけで、アイマスに興味持って、自分なりのアイマスを描きたいって思ったら、いつでもニコマスの扉を開けてみてください。
そこには、きっと素晴らしい世界が広がっていると思います。
「本の世界から、アイドルの世界への扉を開けた百合子」を通して、今回僕が描きたかったのはそういうことなのかなあと。扉はいつでも開かれているし、その次のページに何を書くかは君次第なんだよ、と。そして、それはまだまだ続いていくんだよ、と。
そして、今回の企画を機にニコマスやミリオンライブに興味持ってくれた人が、あわよくばミリオンライブで新しい動画を上げてくれたら、僕はとっても喜びます。
あなたと、あなたの大好きなアイドルの描く物語と出会える日を、僕は待ち続けています。また、ニコマスの片隅で新たな物語を紡ぎながら。


深夜までこんな長文書いたおかげで目が死にそうです。つら……百合子ックスしよ……