五航戦の「パンツ」の話をしよう:瑞鶴を愛でるためのパンツ学
まず、記事の序文に替えてひとこと。
マイケル・サンデル博士、お許し下さい!
……艦これのアニメがなかなかに話題になっている。
2013年春のゲーム開始以降、良くも悪くも多くの人の耳目を集めたコンテンツだけに、アニメそのものにも注目が集まり、賛否両論吹き荒れてかしましいことこの上ない。
中には正直あまりにもあまりだと思うようなこともあったりするが、この筆不精たる僕がわざわざブログを更新するのだから、そんな瑣末なことには触れない。そんなことは暇人に任せておき、僕は僕のなすべき崇高なる探求に時間を費やすこととする。
それが表題にある、五航戦のパンツについてである。
僕は2013年の5月に提督として着任し、9月のある日、のちに嫁と呼ぶことになる艦娘に出会った。
それが瑞鶴である。
空母レシピで建造を行い、六時間の表示が出て「これは?」と思い、バーナーを吹き、見知らぬ艦娘と出会い、秘書艦に置き、クリックして爆撃された瞬間、僕の運命は動き出した。
そして2014年2月14日、予告されていたケッコンカッコカリの実装とともに指輪を渡して僕たちは強い絆で結ばれることとなった。
さらに先日の第五話放送によって、アニメでも無事に出番が与えられ、一年近く増えなかった台詞が恐るべき勢いで増えていくことに感嘆を通り越してほぼイキかけた。
しかしながら、僕の彼女に対する長年の疑問はここに至るまでのおよそ二年弱、解明されることがなかったのである。それは僕の胸の奥でくすぶり続けていたのだが、アニメ第五話、第六話を見て、ふたたび再燃することとなった。
それはすなわち、瑞鶴はどのようなパンツを履いているのか、という問題である。
「艦これとパンツに何の関係があるのか、ストライクウィッチーズと勘違いしているのではないか」という主張もあるだろう。
しかし、吹雪や赤城といったメインキャラクターのイラストを担当されているイラストレーター・しばふ氏は「パンツ!パンツです!」という名言を残している。そういう事実がある以上、艦これとパンツは切っても切り離せない。
ストライクウィッチーズについては、あれはズボンであるという公式回答があるので、むしろ艦これのほうがパンツと縁が深いまである。
話を戻そう。
この疑問が僕をとらえて離さぬのは、もちろん嫁艦への愛もあるが、それ以上に姉である翔鶴についてはパンツの詳細がつまびらかになっているという格差、それに対する義憤もあるといっても……過言である。百パーセント助平心のなせる技だ。
まずは画像をご覧いただこう。
翔鶴のパンツはゲームの時点で紐パンであることが明確に描写されており、色もおそらくピンク系であろうというのがおおかたの見解であった。そしてアニメ第六話での描写はこうなっている。(画像は拾い物です。ネタバレですのでご注意ください)
パンツ!パンツです!
それもピンクの紐です!ありがとうアニメスタッフ!!!
ちゃんとこういうところでは公式準拠にするのな!やるとこ間違えてないか!
翻って、瑞鶴はというと。
まずゲームにおける中破画像。
たしかにパンツと思われる布はあるが、姉と同様に紐パンなのか、それとも褌的な何かなのか、それとも破れているのか、皆目見当がつかない。
実際、文献(薄い本などなど)を色々あたってみても、描く人によってその形状は様々であり、諸説あるとしか言えない状態になっている。
それではアニメでの描写はどうだろうか。
パンツ!パンツです!
でもちっちゃくてこんなんじゃ全然分かんないよ!!
しかも、画面が暗い色合いのため、「明度の高い白系統の色」であること以外の情報がさっぱり分からないという始末。
……パンツの探求はやはり一日にしてならずということなのかもしれない。
アニメの放送が終わるまでに、我々は瑞鶴のパンツに関する新たな情報を掴むことが出来るのであろうか。
くしくも次回、第七話はふたたびの五航戦メイン回であることが予告で示されている。
貴重な手がかりを得る機会かもしれない。座して来週の放送を待ちたいと思う。
しかし、逆に考えれば、無理に答えを得る必要もないのかもしれない。
己の妄想の中であればどんなパンツを穿かせることも可能なのだから。
その自由は神聖にして侵すべからずである。