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2010年下半期ニコマス20選!!

ニコマス半年に一度のお祭到来!ハバネロです。
今年もやってまいりました20選の季節。もはやニコマス民にとってはおなじみのイベントですね。


レギュレーションも毎度おなじみのこちら。

  • 2010年7月1日〜2010年12月31日の間に投稿されたニコマス新作
  • 1人のPにつき1本ずつ
  • 20本以内をブログやマイリストで公開して参加エントリー

※分かる範囲でP名を表記していただけると助かります

2010年下半期ニコマス20選レギュレーション | Micro J/kg・K


今期も群雄割拠、ますます千石撫子……もとい戦国時代の様相を呈するニコマス、そんな中で僕が選んだ20本はこちら。

以下、選評をずらずらと投稿日順に並べてみました。

1)2960P:The 'NEW' world is all one!


2010下半期、ニコマスファンのみならずアイマスファンの心をもっとも震わせたのはやはり、5thライブでのアイマス2発売発表というのは誰もが認めるところでしょう。
ライブ会場で発表された1stPV、2ndPVはそのグラフィックの美しさと進化したアイドルたちの姿で多くのファンを魅了し、それを素材とする作品群がニコマスでも多数投稿されることになりました。


そんな数多くの作品群の中で、今回は2960Pの作品をチョイス。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバム「ワールドワールドワールド」から、冒頭を飾る「ワールドワールドワールド」と、ラストを締めくくる「新しい世界」を使ってひとつの動画に纏め上げた一本です。

極めつけはこの歌詞を引用してみせたカット。
アイマス2という「新しい世界」に対する期待感が言葉と画面にぎゅっと込められて、はちきれんばかり。
ライブ以降、9.18を含めて大小様々な波紋が僕たちアイマスファンに襲いかかってきました。しかし、そうだとしてもあの日感じた期待感と希望は決して消えていないし、僕たちをアイマス2の発売日へと、約束された希望の日へと導いてくれる光であると、僕は信じます。そして、最も強くそう信じさせてくれたのがこの動画でした。

2)木っ端っP:アイドルマスター 我那覇 響 Dandelion 【MMD


木っ端っPといえばアイマスモデルと実写背景を違和感なく合成して魅せることに定評のあるPですが、MMDにおいてもその真価を発揮してみせたのがこの一本。
そんな映像の美しさもさることながら、そのワンシーンワンシーンに込められた感情が輝いてます。
沖縄での何気ない日常の風景、飛行機に乗る響との別れ、そして東京でひとり頑張る響。
実写背景との合成の美しさに加え、MMDの持つ「表情」がさらに感情をぐいぐいこちら側に伝えてくれます。

このワンカットもそれがよく表れています。
響がすっげえ頑張ってるのが画面の向こう側から伝わってくるはず。
沖縄においてきた日常とか、大切な人たちとか、日々の苦労とか、そういうものを全部あのちっちゃい身体に詰め込んで響が今ここでがんばっている。
そう思うとついつい響のことを応援したくなる、そんなまっすぐな気持ちを呼び起こしてくれる作品でもあるのです。

3)NamcaP:9:02ampm


2010年下半期はニコマスにこの異才あふれるPを誕生させただけでも価値はあったのではないだろうか、と思わずあらぬことを口走るくらいには好きです、NamcaP。
その発想はなかった、タイトルオチ、出落ち、ゴリ押し。
なにもかもが卑怯なくらいに腹筋直撃のリーサルウェポン。
ほかにも非凡な発想のもとこの人以外ありえない作品を量産してるひとなので、タグ検索推奨です。
タグ NamcaP を含む動画の検索結果

4)ほうそうP:アイドルマスター 千早・伊織・やよい 『三人のおじさん』


BUMP OF CHICKENといえばそのメッセージ性の高い楽曲で若者世代の圧倒的な支持を受けているバンドです。僕も好きです。
そのもうひとつの一面、とでもいうべきなのが、毎回おふざけ全開で送るCDのシークレットトラック。
この動画はそんな隠しトラックの楽曲「三人のおじさん」をまさかの完全再現
BUMPの隠しトラックを動画に、ってだけでもなかなかレアなんですが、さらに珍しいことに千早がオチ担当。

そしてこの表情である。
ふだん真面目な人がバカをやると通常の三倍かそれ以上笑える、というのをその存在をもって示してくれた動画でした。
動画の作りが絶妙な粗いのも非常にポイント高し。ネタは肩の力抜いてるくらいがちょうどいいんですよw

5)ゆいまーるP:アイドルマスター 菊地真 「Butterfly」


下半期トップクラスのキュン死動画。
僕はカッコイイ真もちょっとおバカな真も大好きですが、やっぱり一番大好きなのは女の子らしさ全開でキュートな真なのですよ。

こんな表情された日にはハートがぶち抜かれて即死余裕です。
はああああああもう真可愛いよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!


……少し錯乱しました。
真面目な話を少ししますと、この表情の出し方と柔らかいタッチには絵描きの端くれとしてめっちゃくちゃ嫉妬です。
小手先の技術うんぬんではなくて、純粋に絵の魅力だけでハートのど真ん中をぶち抜ける、っていうのはやっぱり凄いなあ、と素直に関心しますね。
僕もこういうの描けるようになりたいんですけど、どうも自分でやるとなると照れが入っちゃってなかなか……
またひとつニコマスに目標とすべき到達点が出来ました。
こういう動画は嬉しくもありますし、気が引き締まりますね。

6)低機能P:春香「ファンシー♪」


絵描きとしてジェラシーを燃やしたのがゆいまーるPの上の作品ならば、動画職人として、その画面構成とデザインの上手さに唸り、思わず嫉妬したのがこちらの動画。
低機能Pはデビュー当時からその画面構成のセンスとか素材の使い方が(こう言うとなんか向こうに失礼かもしれませんが)、自分と似通ってる部分が多くてひそかにライバル視してたひとでありました。
今作ではいままで積み上げられてきたセンスがより洗練された形でまとまっている印象。

こんなおしゃれでカラフル、そして無駄のない画面構成はニコマスでもなかなか出来る人がいないと思います。
今後もどこまで進化していくのか非常に楽しみなPさんであるとともに、個人的には今一番合作してみたいPさんでもあります。

7)こんP:アイドルマスター JAPANESE GIRL


安心のお前じゃなかったらどうしようかと、なこんPのビークルm@ster。
すこし個人的な話をしますと、僕にとって今年音楽関係のニュースで一番ショックだったのはoasisの解散よりもBEAT CRUSADERSの"散開"であったりしました。
そこにちょうどタイミングよくこの動画が上がってくれて本当に救われた気分になったものでした。

お面つけたアイドルが踊ってる、この絵面だけでもうなんかブルーな気分とかどこか行っちゃいますよね。
お面合成を含めた動画全体が手間暇かけて作られてるんだろうなあ、って思うとホントいい意味で馬鹿だなあ、って思えますよね。
問答無用で楽しいんですよ、身体動いちゃうんですよ。
それで万事オッケー解決ですよ!楽しいは正義!!!

8)炎のP:アイドルマスター仮面ライダーDEC@DE」


今回の20選の特撮枠でございます。
何を隠そう平成ライダーシリーズとは10年来のお付き合いで、未だに日曜朝にはテレビの前で待機する僕です。
変身アイテムとか、小ネタの数々が平成ライダーファンにはたまらない作りになっているこの動画ですが。
やっぱり凄いのは仮面ライダーファンだけじゃなくて、ふつうのアイマスファンが見てもカッコイイ動画として見られるつくりになってること。
動画内にもそういうコメントがちょくちょく見られてなんだか嬉しくなってしまいました。
楽しいは正義、と書きましたが、カッコいいも正義。そのエッセンスは作品の枠を軽く飛び越えて伝わるだけの力があります。

こうずらりと並んだアイドル=仮面ライダーたちの姿に燃えるものが感じられますよね!
平成ライダーファンのひと、アイマスファンの人、そしてどっちも好きな人、みんながきっと楽しめるはず。

9)ユウシロウP:アイドルマスター 「僕がハクビシンだったら」 andymori


2010年一番の思い出は京都音博2010でandymoriの生演奏が見られたことです。そんなandymori大好きっ子の僕がこれを選ばないはずもなく。
もともとユウシロウPの動画*1andymoriを知った僕ですが、彼らの奏でる音は独特のリズム感があってなかなか動画にするには難しいところがあります。*2
そのリズムをきっちり捉えてダンスに合わせてみせるからこそ、その爽快感たるや素晴らしい物があります。
しかも要所要所を外さない。

こんなカットを持ってきてビシッ!!って決められる。今、ニコマスでもっとも先鋭的で楽しいダンスを組めるのはきっとこのひと。

10)よんP:【竜宮小町】I’m ALIVE! another edition【MMD


ニコマスのみならず、アイドルマスターのファンコミュニティに大きな激震を走らせた9.18事件。*3
多くのファンが心に傷を追った原因のひとつは、やはり竜宮小町NPCとしての扱いがあることは否定出来ないでしょう。
伊織を、亜美を、律子を、あずささんを、愛したひとたちが、相当な数アイマスから離れて行ったと思われます。
でも、彼女たちは死んだわけじゃありません。

たとえプロデュースできなくたって、765プロのアイドルとして、仲間として、ライバルとして、必死に生きて戦ってるのです。
その魂の叫びが、ここにあります。そして、その全力に応えるのが、僕達プロデューサーのお仕事。
そうは思いませんか?

11)合作(KIDP×tiaraP×hicoP×ドリ音P):【人力VOCALOID】Level5 -judgelight-【とある科学の超電磁砲


映像・イラスト・音源(人力ボーカロイド+ミックス)がすべてにおいて一線級というえげつないレベルの合作。
それだけでも再生数はある程度回るのは約束されたようなもんなんですが、ここでさらに広く受け入れられる力になっているのが、ネタ元である「とある科学の超電磁砲」の要素も上手く取り入れているというところ。

各アイドルの配役も見事ですし、tiaraPの職人技が光る超電磁砲再現イラストもスバラシイの一言に付きます。
他作品とのクロスオーバーというかコラボ的な要素はニコマス黎明期から多くありますが、ハイクオリティで、かつ双方の要素を上手く使いこなすことで両方のファンに確実に届くのだ、という証明とも言えるでしょう。*4
おそらく、2011年はこういった「クロスオーバー」「分業」が合作が伸びるためのキーワードになってくるんじゃないかな?

12)タケミツP:【手描きMAD】デコとボコ【アイドルマスター


面白うてやがてほっこり、そんなタケミツワールドが全開の一本。
徹頭徹尾コミカルなんですよ、プロデューサーは変態紳士だし、伊織はズバズバとツッコミを入れていくし。
全編をそんなギャグテイストで締めても全然オッケー。だけどちゃんと「いい話」として成立させてくる、そしてそれがコミカルさとのバランスを決して崩さない、そのへんがやはりタケミツPの「巧さ」ですよね。
あと毎回スタッフロール(?)の言葉のチョイスも僕は大好きでして。

とんがったのをめでるひとたちが居る、ってのはいいもんですよね。

13)火魔人氏:【MMD】魔王エンジェルで/^o^\フッジサーン


9.18以降の流れの中で、「ジュピターじゃなくてこっちがライバルなら良かったのに……」というファンの願いからニコマスで一大ブームを巻き起こした魔王エンジェル。
そのブームの中で、魔王エンジェルは手段を選ばず、一方でいかなる苦難にも耐え忍び、一歩一歩トップヘの階段を登ってゆきました。
そして彼女たちはついに最高峰にたどり着いたのです。

見よ、この堂々たるバーストアピールを!!!

14)黒怒虎P:アイドルマスター 時間と時間を


手描きPは独自の世界観で見る人を魅了するタイプが多いですが、黒怒虎Pもその典型例。
この人の場合は、「居心地の良さ」と「不安定感」の絶妙なバランスがその持ち味だと思います。
心地いい白昼夢を見ているような、ずっと見ていたい、でも触れれば消えてしまいそうな不安定感。
そんな感覚が、見ている僕らの感情を揺さぶって仕方ない、ほんとうに不思議な動画を作る人です。

春香さんにこんな表情をさせられる人ってなかなかいないんじゃないでしょうか。

15)金のP:MONGOL800×アイドルマスター 「神様」


言葉にならない動画です。
今回20選に入れるに当たって、なにか言葉に出来ないかと思って見返したんですけどやっぱりだめでした。
言葉なんて出てこないよ。涙しか出てこないよ。

ただ、言葉にならない何かを、決意みたいなものを、託されるような、そんな動画。
決めるのは、どこまで行っても僕らです。

16)ふらうP:Funny Bunny / ELLEGARDEN


選曲とストーリーが僕のストライクゾーン直球ど真ん中すぎてぼろぼろ泣いちゃった動画。
Funny Bunnyとか大好きな曲なんですよ。しかもエルレのカバー版ですよ。そのうえ千早でこのストーリーですよ。

「飛べなくても不安じゃない」は絶対やりたいですよね、千早で。
ニコマスで、「僕が作ったんじゃないのに僕が一番見たかった動画」が見られるってもう死ぬほど嬉しいです。
誰かが、自分と同じようにアイドルを見てくれていて、そしてその思いをこんなに優しく素敵な動画にしてくれるって奇跡じゃないですか。
ちなみにVRFで公開された直後にIRCでふらうPに「ありがとう!」って絶叫していたのは秘密です。

17)R(略)P:一番の宝物

※権利者削除に付きサムネ貼れません。ご了承ください


これも死ぬほど泣かされた動画でした。
もっと言うならば、この動画を選んだのは「VRFでの略Pの枠」を選ぶという意味合いも込めています。
今回20選で選んだ2960P、ユウシロウP、お茶P、ふらうP、そして参加された多くのPの皆さんが、VRFでは全身全霊のステージを演出してくれました。
そのなかで、個人的にひとつベストアクトを選ぶならばやはり略P、ということになるでしょうか。
一枠通して泣かされっぱなしでした。
中でもやっぱりこの「一番の宝物」。
彼女たちは行かなくちゃならないのです。ひとりでも、たとえ苦しくても。
キャラクターである以前に、バンダイナムコの商品ですから、神様の理不尽を呪うことも許されないんです。
でも、信じている僕らがいるからこそ彼女たちは未来に行ける。
どうか、未来で、2の舞台で出会うときには、お互いに笑顔で居られますように。

18)お茶P:アイドルマスター「STORYWRITER」


無限大に広がっていく可能性を、美しい映像に乗せて送る至高の時間がここにあります。
映像の美しさと、そこに込められた思い。
それがたしかに「在る」ことを感じさせる一方で、その味わいはあくまでもふわりとしているのがとても不思議。
浮遊感の効いた気持よさに身をゆだねていると、いつの間にか深い感動を覚えている自分に気づくはず。

たとえるならば、とてもいい夢を見たのだけれど、起きたらどんな夢だったかは覚えていない。けれど、その心地良さだけはたしかに胸のうちにあるような。
そんな動画です。

19)やなぎP:【アイドルマスター】Re: あったかな雪


あったかほっこりヤナギスンワールドまじ無敵。
KAKU-TailDSでみた時からめちゃくちゃ大好きだったものですから、単品が来てくれてとびあがって喜びました。
この曲に可愛くてあったかなやなぎPの絵ってこれ以上無いくらいのベストチョイスだと思います。
やよいも美希も亜美も真美もみんないい子。

こうやって人の思いがつながるときのほっこり感って何者にも代えがたいですよね。

あったかな雪をきくとこの動画がオートで脳内再生されるようになったが大丈夫だ、問題ない。


20)SOSの人:????


2010年下半期のアイマス、そしてニコマスにおいて、やはり9.18事件の影響を抜きにして語ることは出来ないでしょう。
多くの波紋、動揺、そして激震が走ったあの日。そしてその余波はいまだに影響を与え続けています。
去る人がいて、残る人がいて。身の振り方は自由だし強制するつもりもありません。
でも、アイマス2の世界は可能性を残しています。
ゲームを買って、実際にプレイしてみた時に、どんな発見が僕らを待っているのか、それは未だに未知数です。
可能性を生み出しただけでアウト?
それは違います。可能性があるってだけでワクワクするじゃないですか。
もしかしたら、予期せぬ出会いや嬉しいことが待ってるかも。
半分しか知らないままで答えを出すのなんて、勿体無いと思いませんか?

どうか、2011年のアイマスの世界とニコマスの世界に、良き発見が沢山ありますように。
そんな祈りを込めて、本稿を終りにしたいと思います。

*1:アイドルマスター 「everything is my guitar」 andymorihttp://www.nicovideo.jp/watch/sm8619105

*2:難しいというよりとらえどころがない、というのが近いかも知れません。すくなくとも僕は実際に動画作ってみて(http://www.nicovideo.jp/watch/sm10757467)できたと思ったけど出来てない感が強かったです

*3:その混乱と事件の顛末についてはこちらに詳しくまとめられています。通販も開始されましたので冬コミで入手できなかった方は是非に。:アイマス2騒動とはなんだったのか? 〜『敷居の部屋の困惑-How can be "The world is all one"?-』

*4:そのあたりについては作った本人たちも非常に意識していると作者インタビューにて語られています。→「自然なのが不自然」 - 人力ボカロ『Level5 -judgelight-』 ドリ音P&KIDP&tiaraPインタビュー!